「オモチャに頼らないSFアニメの金字塔!再評価すべし!!」幻魔大戦 777さんの映画レビュー(感想・評価)
オモチャに頼らないSFアニメの金字塔!再評価すべし!!
原作の漫画・小説と違い過ぎる… との事で、不当に評価が低い
この作品…
原作の件は、後に明記する
まず、アニメ映画「幻魔大戦」が誕生した、いきさつからだが、
昭和中期からの「宇宙戦艦ヤマト」「機動戦士ガンダム」の
「空前のアニメブーム」が起き、それは同時に、これまでに無い
「空前のSFブーム」でもあった
…しかしながら「ヤマト」「ガンダム」共に、玩具を売る為の
企画であり、中でもプラモデル販売に重きを置いていた
そこで、玩具商品を原点としないSF作品である、この作品を
アニメ化するという、白羽の矢が刺さったのである
折しも、映画公開時期が「宇宙戦艦ヤマト・完結編」と、
かつて「ガンダム」を制作した日本サンライズの
「クラッシャージョウ」と重なり、これを「SF大作・三つ巴」と
呼ばれた!
言わずもがな「ヤマト」は多くのプラモを出しており
「クラッシャージョウ」は、登場するメカ全てをプラモ化…
対し「幻魔大戦」は、プラモ等の玩具展開を一切行わない
「完全な『映像作品』としての勝負!!」であった
よって、スポンサーが無いため、日本アニメ映画として初の
「製作委員会・制度」の発起ともなった
この点を、非常に今のアニメ業界は『重視』すべきである!!
そして原作との乖離だが、脚本家を3人起用など、かなり
内容がバラバラな感がある
よって、中盤のニューヨークに現れた怪物との戦い迄は
「超能力アクションのテッパン!」として楽しめるが、
それ以降が、どうしても「哲学的な抽象表現」という
嫌いがある…
これは想像だが、石ノ森章太郎氏は「子供に安心して
見せられる『勧善懲悪劇』を…」と依頼し、
対し平井和正氏は「ハルマゲドンを象徴する『壊滅的』な
ラストを…」という部分で衝突し、最終的には
「『愛』の為に戦う」という所で折り合いを付けたのだろう…
この時の「貸し」によって、平井和正氏は多くの書籍を角川から
発行できる様になる…
とにかく「不当な評価」が多過ぎ「再評価」は、
されるべき!!!