劇場公開日 1991年3月23日

「まだ押井守らしさが出てない」ケルベロス 地獄の番犬 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0まだ押井守らしさが出てない

2019年6月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

寝られる

 紅一という男を追っている乾。台湾にしばらく住んでいたという女とともに探すことに・・・

 「命令されるのは好きか?」と訊ねる紅一。どうも犬の習性が身についてしまているような。そんな会話をはさみ、映像は台湾の町並を流すだけ。台詞からはハードボイルドのような雰囲気も漂っている。

 やがて3人が共同生活し、その心象風景を中心に。しかし平穏な日々は、銃を持ったわけのわからぬ白塗りの男たちに乱される。重装備した乾との銃撃戦。

 “犬”を強調するものだから、もっと支配者と被支配者との本能的なヒエラルキーを感じさせるものかとおもいきや・・・単なる感傷的なハードボイルドであったことが残念だ。というか、面白くない!音楽だけは雰囲気があってよかった。

kossy