激走トラッカー伝説
劇場公開日:1991年6月29日
解説
日本一周を5日間で走破する伝説に挑戦するアートトラッカーたちの姿を描くドラマ。脚本・監督は新人の細野辰興。共同脚本は宮下隼一。撮影は「ペエスケ ガタピシ物語」の村野信明がそれぞれ担当。
1991年製作/日本
配給:松竹
劇場公開日:1991年6月29日
ストーリー
慎二はトラック『北海のハリマオ』を操り、全国を股にかけて活躍するアートトラッカー。彼は自らの夢を実現させるために、過去10年に15人がチャレンジして敗れ去った、5日間で日本一周を走破するという伝説に挑戦しようと決意していた。慎二の夢とは伝説の為に夫を失ったカヨと一緒に家庭を作ることと、トラッカーたちの憧れの的であるコンボイレースを復活させることだった。そんな夢を抱いて雪の小樽をスタートした慎二の前に、ヒッチハイクでインドまで旅しようとしている猛が現れる。ところが猛を拾ったばかりに彼に結婚を迫るゆかりにつきまとわれたり、彼女の仲間と思われる変な男たちに道中を妨害されたりととんだ珍道中になる。そんなある日、慎二のトラック仲間の祥平が倒れてしまい、祥平の代わりに猛がトラックのハンドルを握ることになる。免許証は持ってるもののペーパードライバーだという猛は数々の困難に遭遇するが、慎二や心優しいトラッカーたちに支えられて一歩一歩成長していく。ところがあと数十キロでゴールインというところで慎二は衝突事故を起こしてしまい死んでしまう。それを知った猛は落胆するが、その慎二を意志を引き継ごうを決心した猛は、自らのトラックを『北海のハリマオII』と名付け、伝説への挑戦を決意するのだった。