映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングルのレビュー・感想・評価
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アクション仮面も主役の1人です
感動した。アクション仮面も自分が期待されたヒーロー像に応えて映画の中でなくてもヒーローでいる。しんのすけも憧れのアクション仮面のようなヒーローになれるように努力している、そんな姿に心を打たれました。個人的に好きだった所は映画のアクション仮面の映像がダイナミックだったところ。かすかべ防衛隊が猿に捕まっていくシーンも可愛くて面白かったです。そしてボーちゃんの母笑。笑いあり涙ありのこの作品は大人でも子供でも一度は見る価値があるものだと思いました。
普通に名作
アクション仮面の奮い立つシーン
ひまわりのシーン
最後の褒め終わり
などなど
普通に泣ける
クレしんなのでコメディ要素でライトに観れるが、敵キャラのカリスマ性やダークファンタジーなのにポップに見せてる点など普通に良作
素晴らしかった
パラダイスキングが、猿を従えて王として君臨していて、猿に自分の威厳を示すためにアクション仮面と戦うというめちゃくちゃな話なのだけど、すごく面白い。ジミヘンとファンクロックとカンフーをサイケデリックなセンスでかき混ぜたような感じが大好きだ。あり得ない壁を強引にセンスで突き破る。
ジャイロコプターとロケットマンの対決も熱いのだけど、戦いの焦点があまりない。ジャイロコプターのプロペラを破壊しようとするなどの攻防があってもよかったのではないだろうか。
おしり歩きがすごい威力を発揮するのが驚いた。ここまでのシリーズでは一番好きだ。
最初は4歳の娘と寝る前に見始めて、僕が先に寝てしまい、娘は最後まで見て「終わったよ」と起こされて「おもしろかった」と教えてくれた。後からちゃんと見たら本当に面白かった。
3歳の息子と見て楽しめました!
2019.8.18
ひまわりのお兄ちゃんに会いたくて追いかけてきて、会えて泣いてたところにちょっぴり感動。
おしりでみんなで大行進に息子大爆笑。
しんちゃんのアクション仮面への思いに感動。
お猿さんいじめちゃダメーのひまわりにまた感動。
下ネタも多いですが、しんちゃんらしい笑えて泣けるいい映画でした!
個人的には史上ナンバーワンヒーロー映画
傑作の多い、というか傑作しかない原恵一期のクレしん映画の中でも抜きん出た極上の一本だと思う(オトナ帝国は別格だが…)
シチュエーションによってはテレビのヒーローではなく本当に実在するヒーローとして描かれることもあったけど、この映画では飽くまで架空のヒーローとして出てくるアクション仮面。 この映画ではこの架空のヒーローアクション仮面と、力のみが支配する島にキングとして君臨するパラダイスキングの対決を通して2人の持つ「強さ」の違いと「ヒーロー」とは何なのかという事を浮き上がらせて行く。
映画冒頭、アクション仮面が敵にやられそう! という内容の映画の予告をしんのすけが見るところからこの映画は始まる。これ自体はうがった見方をすれば、特に子供向け映画によくあるような 「何かとてつもない事が起こりそうだ」という雰囲気のみを抽出したような予告編を茶化すような意味合いもあるのかなという気はするけど(現に最後は完全にギャグとしてこの煽りは回収される)、この映画ですごく大事なのはこの予告を見るしんのすけの姿だと思う。
しんのすけは映画を通してずっと「あの後アクション仮面はどうなっちゃうんだろう」と気にしてるけど、それと同時に「いや!アクション仮面が、あんな奴に負ける訳がない!」と言い続ける。
「まぁなんだかんだ言っても最後は勝つでしょ」というテンションではなく、まるで自分自身に言い聞かせるようにというところがミソだと思う。
もちろんこのしんのすけの必死さはしんのすけが子供だからこそという面は多分にあると思うけど、パラダイスキングにやられるアクション仮面を見たときにしんのすけの語る内容は 子供がテレビのヒーロに夢中 というのを超えて「ヒーローとは」という問いに対しての一つの答えが集約されていると思う。
しんのすけは アクション仮面は正義の味方なんだ 悪いやつなんかに負けるはずがない 今は負けてても最後は絶対に勝つ というような事を半ベソかきながらうったえるけどここからわかるのは、しんのすけはアクション仮面が強いから好きなのではなく、正義の味方だから好きだという事。
つまり事ここ至りわかるのは、この映画におけるヒーローとは「正義はあると信じたい人の思いを受け取り戦う者」の事だったという事だと思う。
そしてしんのすけの言葉をきっかけに集まった沢山の人々の思いを受け取ったアクション仮面が自分の強さを知り、架空のヒーローから真のヒーローになった時にあげる雄叫びと流す一筋の涙たるや 見事というほかない。
後この映画が素晴らしいものになっている大きな要因はやはり、パラダイスキング。登場は映画が始まってから少し時間が立ってからの登場だけど、出てきた瞬間から匂い立つ 悪のカリスマ感 が素晴らしい。アクション仮面との対比という点でも文句のつけようのないキャラ造形だった。ここからは勝手な妄想だけどパラダイスキングはあの島に来る前に 力だけでは手に入れられない何か に挫折した経験があるのではないかという気がする。(多分名声とか羨望とかだと思う)だからこそ力のみが支配するあの島に若干の居心地の良さを感じつつも、自分が手に入れられなかったものを追い求めアニメを作り、銅像を建て、アクション仮面と戦いたがったのではないか(完全なる妄想だが)
他にもひまわりとシロのジャングル1人と一匹旅も凄くいい。単なるスラップスティックギャグシーンとして終わらせそうな下りになるところを、キャラクターの感情の流れを大事にする原恵一の手腕でホッコリジーンと来るものに仕上がってる。ひまわりに猿たちへの報復を思いとどまらせる事で 映画全体の尊厳を 守らせる落とし所もナイス!
興行的にはクレしん映画の中でもかなりキツかった一本みたいだけど個人的には見逃せない、超重要作品だ
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