映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングルのレビュー・感想・評価
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アクション仮面も主役の1人です
感動した。アクション仮面も自分が期待されたヒーロー像に応えて映画の中でなくてもヒーローでいる。しんのすけも憧れのアクション仮面のようなヒーローになれるように努力している、そんな姿に心を打たれました。個人的に好きだった所は映画のアクション仮面の映像がダイナミックだったところ。かすかべ防衛隊が猿に捕まっていくシーンも可愛くて面白かったです。そしてボーちゃんの母笑。笑いあり涙ありのこの作品は大人でも子供でも一度は見る価値があるものだと思いました。
普通に名作
アクション仮面の奮い立つシーン
ひまわりのシーン
最後の褒め終わり
などなど
普通に泣ける
クレしんなのでコメディ要素でライトに観れるが、敵キャラのカリスマ性やダークファンタジーなのにポップに見せてる点など普通に良作
クレしん映画の分岐点
当時映画館で鑑賞しました。この作品が今のクレヨンしんちゃん映画の型を作ったと言っていいくらい、笑いありハラハラありの名作だと思います。
当時新キャラだったあいちゃんに想いを馳せてキャラが変わるマサオくんのシーンはいま子供たちも観ても笑っちゃうし、
大人が連れ去られて子供たちだけが取り残され、かすかべ防衛隊のメンバー達が大人達のところへ行くもののドタバタ珍道中…というのはオトナ帝国でも再登場しましたが、それほど子供ウケの良い要素なんでしょうね。
パラダイスキングが初登場する「う〜んダイナマ〜イ」のシーンはつい真似したくなるほど印象的だし、アクが強い敵キャラというのは面白い映画に欠かせませんね。
全作品の中でも特に笑えるシーンが多いので、令和の小学生にとっても歴代上位に入るようです。
素晴らしかった
パラダイスキングが、猿を従えて王として君臨していて、猿に自分の威厳を示すためにアクション仮面と戦うというめちゃくちゃな話なのだけど、すごく面白い。ジミヘンとファンクロックとカンフーをサイケデリックなセンスでかき混ぜたような感じが大好きだ。あり得ない壁を強引にセンスで突き破る。
ジャイロコプターとロケットマンの対決も熱いのだけど、戦いの焦点があまりない。ジャイロコプターのプロペラを破壊しようとするなどの攻防があってもよかったのではないだろうか。
おしり歩きがすごい威力を発揮するのが驚いた。ここまでのシリーズでは一番好きだ。
最初は4歳の娘と寝る前に見始めて、僕が先に寝てしまい、娘は最後まで見て「終わったよ」と起こされて「おもしろかった」と教えてくれた。後からちゃんと見たら本当に面白かった。
熱い熱い熱い作品
ドキドキハラハラするような展開が多くとても楽しめました!
クレしんならではのギャグもキレッキレでしたし、本作の見どころであるアクション仮面の戦闘描写は大人でも手に汗握る熱い戦いでした。
子供のヒーローを貫く姿勢に感動
正直、思い出補正がかなり強めに掛かってるけど、しんちゃん映画の中でも上位の傑作だと思う。
敵のパラダイスキングが、大塚明夫という点も非常に好評価。王の中の王というのがイスカンダルを想像させる。
アクション仮面とは、当然しんちゃん世界の中でもテレビの存在で、その俳優もあくまでも俳優。
空手、剣道、ジークンドー、ブラジリアン柔術、などなど、数々の格闘技を習ってるらしいが、あくまでも普通の人間。
対するパラダイスキングは、ジャングルで猿供との死闘を経て彼らを屈服させ支配した男。
子どもたちは人間である俳優を、まるで本物のアクション仮面かの如く応援するその健気さ、それに応えようとする姿勢、感動しちゃうよね。
あと、ひまわりは相変わらずむちゃくちゃ、だけどそれが可愛い。
TV版単発の「野原四十郎」が放映された。この続きも見たい・・・
アクション仮面vsパラダイスキング。『猿の惑星』のパロディかと想像していたら、そうではなく、人間1人がボスをやっていた。アクション仮面の死闘とも言うべき戦いぶりはお子様向けではなく、最近のヒーローものによく見られる弱さをアピールしていた。
さすがに牢屋に入れられた大人たちが脱走する尻歩きは無理だろうなぁ~ケツの筋肉がつってしまいそうだ。
3歳の息子と見て楽しめました!
2019.8.18
ひまわりのお兄ちゃんに会いたくて追いかけてきて、会えて泣いてたところにちょっぴり感動。
おしりでみんなで大行進に息子大爆笑。
しんちゃんのアクション仮面への思いに感動。
お猿さんいじめちゃダメーのひまわりにまた感動。
下ネタも多いですが、しんちゃんらしい笑えて泣けるいい映画でした!
この時代のしんちゃんが1番良い!
今のしんちゃんと比べると声もイラストもちょっと変わっていてこの時代のしんちゃんが世代で私的にこっちのが好きです!!
懐かしくてちょっと泣きそうになりました(笑)
今のしんちゃんじゃ考えれないちょっとした下ネタもあり面白かったです!
孤島のワクワク感が無い!!
2017年の劇場作品から遡って観ていますが、後にも先にも春日部(春我部?)から遠く離れて南の島へ行ったのは本作だけです。しかし、前半は特に何もなく、後半はアフロと戯れますが、劇場映画なのに内容が薄すぎると思います。アクション仮面の中の人のキャラデザインも若すぎ(ヨシリン&ミッチーのヨシリンと変わらない感じ)て、何かしっくり来ませんでした。
個人的には史上ナンバーワンヒーロー映画
傑作の多い、というか傑作しかない原恵一期のクレしん映画の中でも抜きん出た極上の一本だと思う(オトナ帝国は別格だが…)
シチュエーションによってはテレビのヒーローではなく本当に実在するヒーローとして描かれることもあったけど、この映画では飽くまで架空のヒーローとして出てくるアクション仮面。 この映画ではこの架空のヒーローアクション仮面と、力のみが支配する島にキングとして君臨するパラダイスキングの対決を通して2人の持つ「強さ」の違いと「ヒーロー」とは何なのかという事を浮き上がらせて行く。
映画冒頭、アクション仮面が敵にやられそう! という内容の映画の予告をしんのすけが見るところからこの映画は始まる。これ自体はうがった見方をすれば、特に子供向け映画によくあるような 「何かとてつもない事が起こりそうだ」という雰囲気のみを抽出したような予告編を茶化すような意味合いもあるのかなという気はするけど(現に最後は完全にギャグとしてこの煽りは回収される)、この映画ですごく大事なのはこの予告を見るしんのすけの姿だと思う。
しんのすけは映画を通してずっと「あの後アクション仮面はどうなっちゃうんだろう」と気にしてるけど、それと同時に「いや!アクション仮面が、あんな奴に負ける訳がない!」と言い続ける。
「まぁなんだかんだ言っても最後は勝つでしょ」というテンションではなく、まるで自分自身に言い聞かせるようにというところがミソだと思う。
もちろんこのしんのすけの必死さはしんのすけが子供だからこそという面は多分にあると思うけど、パラダイスキングにやられるアクション仮面を見たときにしんのすけの語る内容は 子供がテレビのヒーロに夢中 というのを超えて「ヒーローとは」という問いに対しての一つの答えが集約されていると思う。
しんのすけは アクション仮面は正義の味方なんだ 悪いやつなんかに負けるはずがない 今は負けてても最後は絶対に勝つ というような事を半ベソかきながらうったえるけどここからわかるのは、しんのすけはアクション仮面が強いから好きなのではなく、正義の味方だから好きだという事。
つまり事ここ至りわかるのは、この映画におけるヒーローとは「正義はあると信じたい人の思いを受け取り戦う者」の事だったという事だと思う。
そしてしんのすけの言葉をきっかけに集まった沢山の人々の思いを受け取ったアクション仮面が自分の強さを知り、架空のヒーローから真のヒーローになった時にあげる雄叫びと流す一筋の涙たるや 見事というほかない。
後この映画が素晴らしいものになっている大きな要因はやはり、パラダイスキング。登場は映画が始まってから少し時間が立ってからの登場だけど、出てきた瞬間から匂い立つ 悪のカリスマ感 が素晴らしい。アクション仮面との対比という点でも文句のつけようのないキャラ造形だった。ここからは勝手な妄想だけどパラダイスキングはあの島に来る前に 力だけでは手に入れられない何か に挫折した経験があるのではないかという気がする。(多分名声とか羨望とかだと思う)だからこそ力のみが支配するあの島に若干の居心地の良さを感じつつも、自分が手に入れられなかったものを追い求めアニメを作り、銅像を建て、アクション仮面と戦いたがったのではないか(完全なる妄想だが)
他にもひまわりとシロのジャングル1人と一匹旅も凄くいい。単なるスラップスティックギャグシーンとして終わらせそうな下りになるところを、キャラクターの感情の流れを大事にする原恵一の手腕でホッコリジーンと来るものに仕上がってる。ひまわりに猿たちへの報復を思いとどまらせる事で 映画全体の尊厳を 守らせる落とし所もナイス!
興行的にはクレしん映画の中でもかなりキツかった一本みたいだけど個人的には見逃せない、超重要作品だ
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