「メーテル、青春の幻想で居てほしかった・・・」さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅 ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
メーテル、青春の幻想で居てほしかった・・・
淡い初恋に決別し、少年は成長していく・・・
素晴らしいエンディングを迎えた前作の続きは、機械人間との戦闘で廃墟となった、悲惨な現状から始まった。
大好きな「銀河鉄道999」の続編ということで、映画館へ観に行った覚えはある。でも、当時の記憶が全くない。その時にどんな想いだったのかが思い出せない・・・
今回、BSで放送されたものを録画して、前作に続いて鑑賞したのだが、何となく分かった気がする。ファンの人、ごめんなさい。この2作目、自分には全く魅力が感じられなかった。
【ネタバレ】
機械人間に反旗を翻し、テロみたいな戦闘状態であることは何となく覚えていた。
でも、そこにメーテルからのメッセージが来て、仲間の犠牲のもと、999に乗り込むことはすっかり忘れていた。
廃墟の街から、やっとの事で翔び立つ999、行き先が不明ということで、今ではすっかりお馴染みとなったJRのミステリートレインのイベントは、ここから来たのかな?
今回、改めて見たら、とにかく何もかもが唐突すぎる。
突然メーテルが現れたり、ハーロックが出てきたり、エメラルダスが出てきたり・・・
前作の松本零士作品の総集編的雰囲気はわかるけど、その登場に意味を感じられない。全くのご都合主義。
実は、呼び出したのはメーテルじゃなかったり、プロメシュームが生きてたりと、こちらもご都合主義の応酬。オマケに黒騎士が鉄郎の実の父親だったとか「スター・ウォーズ」の二番煎じみたいな事もやってる。
最後も、いきなりメーテルは一緒にいられないと、突然別れが訪れても何の感情も沸き起こらない。少年は大人になったって言われてもね〜。
ただ、この時のメーテルはメチャ綺麗だった。ここは良かったかな。
ファンの人には申し訳ないけど、自分はこの作品に必要性は感じられなかった。一作目で終わってれば良かったのに・・・
ratienさんをてっきりフォローしといると思ってました。おくればせながらで、すいません。共感&コメントもありがとうございます。
よろしくお願いします。

