銀河鉄道999のレビュー・感想・評価
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青春アニメ映画の名作、ちょっとビターなラストが心に残る
ある年代のアニメ製作関係者の方から、名作として語られることが多いアニメ映画のひとつ。テレビアニメ版から鉄郎の年齢が15歳に引き上げられ、メーテルとの旅のなかで少年が成長していくドラマが鮮やかに描かれます。見ていて2人と一緒に旅をしているような感覚になり、ゴダイゴによる主題歌も相まってちょっとビターなラストが心に残ります。
作品は知っていたけど、きちんと観たことはなかった。初めて観るにはス...
作品は知っていたけど、きちんと観たことはなかった。初めて観るにはストーリーがわかりやすくまとめられている。こういうストーリーだったのか。松本零士が描く女性って素敵だなって思った。やはり鉄郎とメーテルの別れのラストは名シーンですね。
TVアニメは全話視聴した。 あの壮大な物語をどうやって2時間にまと...
TVアニメは全話視聴した。
あの壮大な物語をどうやって2時間にまとめるのか心配だった。
もちろんかなり端折られてはいたが、結構上手くいっていたと思う。
キャプテン・ハーロックとエメラルダスを登場させ過ぎていた感じはあったが、TVアニメ版の良さを残しつつ、オリジナルの展開を駆使した力作だった。
当時アニメ見なかった後悔
ザ・ベストテンでゴダイゴのテーマソングは知っていた。けど、当時の自分はアニメ作品は1ランク下で映画館で観る気なし。偏見だったな。ストーリもダイナミックな画面構成も立派で素直に反省。
主人公が逞しくなっていく感じと、たおやかで儚さを併せ持つ美しい女性像のアンバランス。彼女たちを支えてあげたい気持ちは沸々と。
今年、花巻にも行ったけど、宮沢賢治と銀河鉄道の世界。これもちょっと間の抜けたタイミングだったなあ。作品も旅も反省しきり。
初代JET STREAM の城達也さんがあまりに懐かしい。ああ、昭和だなあ。
日本が世界に誇るアニメ史の最高傑作!!
「銀河鉄道999」最初の劇場用長編にして、SFアニメブームを巻き起こしたアニメ大作!!
故・松本零士の最高傑作にして、44年を経た今見ても決して色褪せる事のない日本アニメ史に残る不朽の名作である。
作品自体はもう何度となく観ているが、見る度に新たな感動を与えてくれるという意味では日本アニメ史の中でもジブリ作品と双璧と言っても過言ではないであろう!
星野鉄郎、メーテル、女海賊エメラルダス、キャプテンハーロックといったお馴染みのキャラクターが放つセリフの一言一言に重みがあると共に、ナレーターの城達也のコメントが何とも言えぬ作品へのオマージュを感じさせる。
今のSFXの技術で実写化が可能となっても、個人的には絶対に実写にして欲しくない作品でもある!!
さらば、少年の日
自分がまだ鉄郎少年くらいの頃に観て以来、久しぶりに観ました。僕はこの映画で、「永遠の命より、限られた命の方が価値がある」ということを教わった気がしています。改めて観ると、テンポが早く無駄のない展開ですが、あたかも行間を読むかのように、描かれてない部分を想像しながら観ました。鉄郎少年が涙する横顔がアップになるエンディングが脳裏に焼き付いていて、うん10年ぶりに観て心が熱くなりました。そこに城達也さんのナレーションが重なり、「今、万感の想いを込めて汽笛が鳴る。今、万感の想いを込めて汽車がゆく。ひとつの旅はおわり、また新しい旅立ちが始まる」という気持ちで自分も泣いていた過ぎ去りし日を思い出して、じーんときました。やはり、永遠の名作ですね。
ようやく映画館で観られたうれしさ
まだ小学生だったもんなあ。これやってた頃。住んでいるところには映画館がなくて、お小遣いも全然足りなくて、本屋でアニメージュやアニメディアを立ち読みして知識ばっか膨らんでいくもどかしさを思い出しました。
さて、TVシリーズは観てました。それを踏まえて本作を観るとストーリーがあっさりし過ぎだなあという、まあ、押さえておくべき最小限すら、というすっ飛ばしがすごいですね。大ラスの機械をくれる星で、ハーロックやエメラルダスって必要か?なんの絡みのなくてただ暴れているだけだということに気付き、もう声出して笑ってしまいました。原作者のゴリ押しかね?それからドルビーシネマ仕様というか画像が当時の雰囲気を残したまま鮮明でいいのですが、音響はもう少しどうにかならんかったのかなあというところで残念です。高音域の不快さ、サラウンド処理の中途半端さにもう少し頑張りましょうや、ここまでやったんだからさあ、とは思いました。
それでも、これは名作です。メーテルの正体が分かったとき、メーテルと鉄郎の別れ、そして鉄郎が一人の男として仕上がった様はさすがです。
ともあれ、昔の名作をこういう形で蘇らせてくれてありがとうございます。松竹さん。ただ、上映時間に上映回数、なんとかなりませんか?
我が青春の
と言いたいが、当時の自分は鉄郎よりもっと幼く、テレビの再放送で深い意味を解らずに観ていたと思う。
でも、子供心にハラハラドキドキしたし、メーテルにドキドキした淡い思いでがある。
銀河鉄道999はいつでも少年の心に戻してくれる名作だと思う。
キャプテンハーロック、エメラルダス、トチロー等、松本零士作品の主役が繋がっているのもファンには堪らない。
ご冥福をお祈りします
こんな結末だったのか
松本零士逝去の報に接し鑑賞。よく考えたら初めてエンディングに触れた気がする。漫画もTVアニメも延々と星巡りが続いて途中で挫折したような記憶が…。メーテルは結局、不仲な両親の間で二重スパイやってたわけですね。70年代のアニメ大変革の一つが音楽(劇伴)の進化だと思うが、この映画もヤマトやハーロックのごとく壮大なオーケストレーションを動員したものの、場面と曲調があまり合っておらず成功しているように思えなかった。
松本零士のSFはやたら主人公が(トチローを軸に)あちこちにオーバーラップするが世界観が必ずしも統一されてないのが気になる。ハーロックの宿敵マゾーンは出てこないの?女王ラフレシアは?やはり松本先生が本領を発揮するのは、実在するメカの狂気的美しさと、対照的に見た目ふつうのオッサンが男の美学をかけて戦う短編だな。「ザ・コクピット」万歳!
星野鉄郎は切符を盗んででも銀河鉄道に乗りたかった。 警察に捕らえられそうになった鉄郎を救ったのはメーテルだった。 メーテルはなぜなのか鉄郎に銀河鉄道の切符をただでくれると言う。
BS放送で映画「銀河鉄道999」を見た。
劇場公開日:2022年1月14日
1979年製作/129分/日本
配給:東映
日本初公開:1979年8月4日
星野鉄郎は切符を盗んででも銀河鉄道に乗りたかった。
警察に捕らえられそうになった鉄郎を救ったのはメーテルだった。
メーテルはなぜなのか鉄郎に銀河鉄道の切符をただでくれると言う。
メーテルと鉄郎の旅がはじまった。
クレア、メーテル、大山トチロー、大山トチローの母親、
クイーン・エメラルダス、キャプテン・ハーロック、
なぜなのかわからないが鉄郎は多くの人に助けられる。
母親の仇敵である機械伯爵に復讐を果たした鉄郎は終着駅、
メーテルに着いた。
鉄郎がそこで見たものとは?
イマイチ納得できないストーリーだがまあそれはしょうがない。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
大人になって見てみよう
昔TVで2、3回見てるんですが、かなり面白かった記憶が有るんですよ。
ネトフリに有ったんで再生オン!
誰もがそれなりに知っている、あの壮大なストーリーを2時間で収めるためか、分刻みでストーリーが転がって行く。
10分毎に鉄郎の協力者が現れ、彼を成長させては去って行く。
もうイベントと呼んでいいだろう出会いでは「ぶき」「ぼうぐ」を貰ったり、後のピンチを救ってくれる「なかま」まで現れる。
まるでロールプレイングゲームの最短クリア動画を見ているようだ。
とは言え、本映画はロープレの元祖、ドラクエ1の3年前に公開されているので、当時組はそんなこと思いもしなかっただろうけど。
とにかくまあ展開の早い映画なんですけど、これを無理無く見せている省略演出の上手さと、声優陣の演技から来るキャラクターの存在感よ。
途中で脚本がくじけて、鉄郎の最大成長時に、鉄郎自身がセリフで全部説明しちゃうんだけど、ワロとけワロとけw
男なら、危険を省みず、映画としてお子様向け、セリフ説明はちょっと・・と批判されるとわかっていても映画化しなくてはならない時が有る。
鉄郎はそれを知っていた。
てか、やっぱ面白いし名作と歌われて申し分ないんですよね。
時の流れを旅する女
思い出補正はバリバリですが '79にこれですからねー。りん・たろう監督オソルベシでございます。監督で真っ先に思い出すのが「幻魔大戦の龍」なんて捻くれてるのはご勘弁です(苦笑)。
思い出の中に閉じ込めて蓋をしていた作品(原作、アニメすべて含む)ですが、「さよなら〜」とセットで観る機会に恵まれちゃったら辛抱たまりませんよね。ホントに劇場に感謝ひとしきりです。
メーテルって名乗る時だけ「"あ"たしはメーテル」になるんですよね。絶妙なアバズレ感(笑)。でも、それが良いんです!それが凛とした佇まいや、普段の喋り方をより良く際立たせると言いますか、とにかくあの瞬間にゾクッとします。
やはりTVアニメ版に比べるとかなりの駆け足だし、心情描写が塩味なので面食らったりもしますが、零士ユニバース(ある意味時代を先取り??)としても旨味溢れているので、楽しめました。唯一無二と言っても言い過ぎではないのではないでしょうかね。
無鉄砲な鉄郎を周りが助けてるだけ
機械の体にし、永遠の生命を手に入れられるようになったが、高価なため金持ちしか買えなかった。そんな時、銀河鉄道999に乗れば、機械の体をタダでもらえる星に行けるという噂が流れたため、少年・星野鉄郎は母と共に999号の駅があるメガロポリスへ向かっていた。しかし、その途中で機械伯爵による人間狩りに遭い、母は殺されてしまった。ひとりになった鉄郎はメガロポリスのスラムで生活していたが、ある日、謎の美女メーテルから999号のパスをもらい、彼女ととも旅立った。無事、機械の体を手に入れられるか、という話。
昔、観たことあるはずなのにほとんど覚えてなくて、新作を観るような気持ちで観賞した。
機械の体というハイテクなのに馬に乗ってるとか、空気がない宇宙で汽笛の音がするとか、銃で窓に穴を開けたのに空気は漏れないの?とか、支離滅裂な設定に違和感だらけだった。
鉄郎が無計画の無鉄砲でなぜか周りの人たちが彼を助けるのが一番不思議だった。自分の命を犠牲にしてまで鉄郎を助ける意味がわからなかった。
メーテルは美しかったが、鉄郎のお母さんの身体とは・・・
結局、ゴダイゴの歌しか覚えてなかったという事は、やはりストーリーに無理があるからかも。
40数年前の作品を劇場で観れたことは良かった。
息をのむ美しさ
1/24,タイミングが合ったので丸の内ピカデリードルビーシネマで鑑賞できた.
「さよなら銀河鉄道999」はDVDをもっているので時々観ることができるけど,「銀河鉄道999」は久しぶり.数十年ぶり.
良い.やはり良い.とっても良い.
メーテルがはじめて現れた時,メーテルの顔がスクリーンいっぱいに映し出されると,みんな息をのんで,息を止めて,メーテルを見つめていた.そんな空気だった.
汽笛の音が漆黒の宇宙空間に響くわけはないという人もいるけれど,(いたけれど),
あの頃も,そして今も汽笛の音は響いて聞こえてきます.
ハーロックもエメラルダスもカッコいい.大好き.そしてもちろん,メーテル大好き!
「機械の体」,「永遠の命」.....
手塚治虫や石ノ森章太郎やほかにもたくさん.当時のそうそうたる漫画家の先生達,クリエータの人達は,「永遠の命とは、」,「神とは、」といったテーマをライフワークにされていました.
この「銀河鉄道999」と「さよなら銀河鉄道999」もそうで,すごく身に染みる,すとんと腑に落ちる「解」に導いてくれた.
メーテルと一緒に食堂車でビフテキ食べたい.
主題歌と大きなスクリーンがマッチしたアニメ
アニメをわざわざ映画館で見ることに抵抗があったが、ヒロインであるメーテルの熱烈なファンだった友人に誘われて見た。意外にも面白く、絵的にもスケールを感じ、アニメの可能性に目を向けさせられた。ゴダイゴによる主題歌も印象に残った。
りんたろう監督(虫プロでTVムーミン等手掛けた)の1979年公開のアニメ映画。松本零士原作、脚本が石森史郎(約束、旅の重さ、愛と誠等の脚本で知られる)、音楽が青木望、主題歌がゴダイゴ、配給は東映洋画。出演が野沢雅子、池田昌子、肝付兼太。
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