「旅情あふれるSFファンタジーの名作」銀河鉄道999 シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
旅情あふれるSFファンタジーの名作
アニメーションと言うジャンルを越えて、SFファンタジーとして出色の作品です。松本零士原作でも、999は宇宙空間をSL列車で旅をする設定や、停車駅の惑星ごとに様々な価値観や世界観が描かれるので、ファンタジー的要素があって楽しめます。主人公・星野鉄郎の機械の身体を手に入れる目的が、停車駅での人々との出会いで変わってくると言うドラマ的展開も、旅を通じての少年の成長物語として好感が持てます。ファム・ファタルのメーテルは、池田昌子の見事な吹き替えでミステリアスで魅力的キャラになっています。他にも、キャプテン・ハーロック、クイーン・エメラルダス等の松本作品のキャラが、いいタイミングで登場し、お話を盛り上げてくれるのもいいですね。
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kazzさんのコメント
2025年1月26日
シネマディクトさん、コメントありがとうございます。
作者の理想の男(おとな)を描いた物語は数々あると思いますが、「銀河鉄道999」は松本零士の理想の男の子を描いているのだと思います。ハーロックたちは、それを見守る松本零士自身のありたい姿なのでしょう。
その思いを監督の りんたろう、脚本の石森史郎がしっかりくみ取っていると思います。