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懐かしい!思い出しますね、高校時代・・・
メーテルを大好きな友人がいて、よく話しましたね。当時は、ラジオドラマも流行っていた時期で、本作品もLPレコードの2枚組で販売されていました。それを、友人から借りてカセットに録音したのを聞いていた覚えがあります。
「銀河鉄道999」は、TVシリーズも大好きだったんですが、劇場版では鉄郎がカッコよくなってますよね。容姿は勿論のこと、設定年齢も上がっているようで。何か全国展開を考えてるなんてのも、当時聞いたような気がしますが・・・
本作品は、松本零士先生の集大成って感じもします。ハーロックやエメラルダスも出てきて、アルカディア号の重要な設定にも触れているような。
まさに青春の一ページを彩る一本です。
【ネタバレ】
鉄郎が子供たちで集団窃盗を行い、メーテルと出会う冒頭部分から、もう目が離せません。スピーディに展開する内容に釘付けです。
まずはタイタンでいきなりメーテルがさらわれてしまう。メチャクチャ弱いくせに鉄郎がやたらカッコいい。アッサリと帰ってくるのもどうかと思うけど。
冥王星では鉄郎が連れ去られそうになる。ここでもアッサリと問題解決。
ガラスのクレアとの淡い恋模様。えっ、メーテルとは何なの?ってくらいに純情そうな2人。
クイーン・エメラルダスの船に向かって発砲。そりゃやりすぎだろうって思ってたら、案の定、999に乗り込んできたエメラルダス。あわやってところなんだけど、実はメーテルとエメラルダスが知り合いってことで、難なく済んでしまった。
次の停車駅は、トレーダー分岐点。
情報収集に入った店で聞こえてくる「やさしくしないで」。これがまた、切ない名曲で大好きです。SPレコードが我が家に保存してあります。(プレーヤーが無いので聞けないんですが)
そして、この星でトチローと出会い、最期を看取ったことからハーロックとも知り合いになる。
母親の敵である機械伯爵を討ち、時間城が崩壊していくところは、なかなか迫力がありました。
2時間ちょっとの映画、一本でまとめる為、次が終点になってしまいました。なんと機械化母星メーテル!えっ、同じ名前?
永遠の命、機械の身体を得るという事が、実は機械化母星の部品の一部になるということだった。
限りある生命で、精一杯生き抜くことが大切だと気付いた鉄郎が反旗を翻し、機械化母星の破壊に挑む。
ハーロック、エメラルダスも加勢して、機械化母星の崩壊に成功した鉄郎とメーテルは、999で脱出する。
ところが車内でプロメシューム(メーテルの母)に襲われてしまう。あわやというところで、クレアに助けられる。TVシリーズでも人気のあったクレアの涙のくだりが、ここで出てきたのも感慨深いものがあります。
最後がまた、素晴らしい。
鉄郎がカッコいい。メーテルがメチャクチャ綺麗。あのキスシーンも最高でした。大人の階段を一つ登る、少年からの旅立ち!悲しげでありながらも、希望に満ちた名シーンですね。
そして、エンドロール。これもまた良い歌です。ゴダイゴの「銀河鉄道999」は、カラオケでも歌わせてもらってます。最後がちょっとクドいですが・・・
今回、久しぶりに見てちょっと気になったところがあったんですが、メーテルの身体は鉄郎の母親のものらしい。じゃ、機械伯爵のところに飾ってあったのは別人だった?