「ガンダム映画のベスト作品」機動戦士ガンダム 逆襲のシャア バラージさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 ガンダム映画のベスト作品

2025年8月26日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

劇場公開時に映画館で観た。当時は第2次ガンダムブームで、僕がガンダムに最もハマっていた時期でした。当時の僕の実家の地方は民放が2局しかなく、それより8年前の最初の『ガンダム』(いわゆるファーストガンダム)の放送や再放送も早朝だったり夕方だったりで時々しか観ず、劇場版3部作はテレビ放送やレンタルビデオで観たものの、そこまでハマったわけではなかった。それから7年後ぐらいに続編『Zガンダム』の放送が始まったものの、やはり地元では放送が無かったこともあって当初は関心が無く、よく行く模型店でZのガンプラを見かけた時にリアリティのある設定と卓抜なネーミングセンスに衝撃を受けて、そこから当時趣味にしていたボードシミュレーションゲームのガンダムものや、アニメの設定資料集、富野由悠季の原作小説などでどんどんハマっていき、さらなる続編『ガンダムZZ』の終盤になってようやく早朝に放送してたことに気づいて録画視聴し始めたのだった。そしてそこからさらなる続編であるこの映画の公開となる。

とても良かった。富野映画としてだけではなく、ガンダム映画としてもベストの作品ではないだろうか。ガンダム映画はほとんどの作品が基本的にテレビの総集編であることが多く、また観ていても総集編感がありありで、映画としてはあまり高く評価できないが、この作品は最初から映画として企画され、なおかつ2部作・3部作などではなく1本の映画として完結してるのが良い。内容もキャラクター造形からストーリー展開や演出など全てが非常に高いレベルの作品となっており、最初に映画館で観た時には感動でちょっと目が潤んでしまった。もちろん一種の続編なので前作ありきの部分も無くはないが、独立した作品としても十分に楽しめる映画となっていると思う。素晴らしい出来でした。

バラージ
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