劇場公開日 1988年3月12日

「満足度は高いけど、少し詰め込み過ぎかも・・・」機動戦士ガンダム 逆襲のシャア よしさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5満足度は高いけど、少し詰め込み過ぎかも・・・

2020年6月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

隕石落としを企てるネオジオン・シャアに、ロンドベル・アムロ達が戦いを挑む物語。

ファーストガンダムの完結編となる物語です。
少年兵だったアムロの成長は、とても感慨深く感じます。パイロットとしての力量、リーダーとしての統率力、そして地球の命運を託される覚悟。大人と子供の狭間でもがいていたアムロを思い出すと、それだけで満足してしまいます。
それでもガンダムの集大成だけあって、戦闘シーンは迫力満点です。スピード、精緻さ、設定。妙で派手な演出は控えめで、主要キャラクターの戦死シーンもドライに描く手法は、戦争の残酷さを描いているようで、個人的には好感を覚えます。

ただ、全体として時間が足りないように感じます。
例えば、シャアが決起した経緯や動機のエピソードがあれば、もっと物語に入り込めます。
例えば、サイコミュの説明があれば、もっとクライマックスが盛り上がったように思えます。
例えば、クェス達新キャラクターに感情移入する為のエピソードがあれば、戦闘シーンにもっと泣けたかもしれません。

ガンダムのパワーなら、前後半の2本製作しても十分利益を出せたと思うのですが、少し残念に感じました。

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よし