「ロボットアニメでロボットが活躍しないアニメ」機動警察パトレイバー2 the Movie ライブラさんの映画レビュー(感想・評価)
ロボットアニメでロボットが活躍しないアニメ
何十年前に劇場で観た時は主人公の野明、遊馬の出番が殆どない。
主人公は後藤、南雲隊長。
パトレイバーと言うロボットアニメなのにパトレイバーの活躍がない。
なんだ、これ?
でも世間の評判は良いらしい。
今回の4DXで再鑑賞。
パトレイバー映画と観ないで押井守作品と観れば良く出来てると思う。
「正義の戦争」「不正機の平和」
いつも戦争は正義の名前でやって来る。
平和を享受している自分の手も血で汚れている。
主犯の拓殖行人。自分には「告て行く人」と思った。
戦争は正義の名前で起こされるが戦争を起こした拓殖行人は自分の要求をしなかった。
つまり、これは戦争ではなかったのだ。
後藤隊長は言う。「正義の戦争より不正機の平和の方がマシ」
拓殖行人が南雲隊長に送った手紙に聖書の一句があった。
「地に平和を与えんために来たと思うなかれ
我汝らに告ぐ
然らずむしろ争いなり」
人類の歴史は戦争の歴史であり、地上では戦争が無くならない。
聖書さえも平和を否定している。
この映画の後に地下鉄サリン事件、9.11があり如何に自分達の平和が簡単に覆えさせられるのか解った。
私も正義の戦争より不正機の平和方がマシだと思う。
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