「押井だ・・・・・」機動警察パトレイバー2 the Movie 背中にエンジンさんの映画レビュー(感想・評価)
押井だ・・・・・
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良くも悪くも押井守。
前作がまだパトレイバーとして作る意味は有った様に感じるが、これをパトレイバーで作る必要が有ったのかなぁ。野明と遊馬は篠原重工に開発で出向。特車の基地?に残っているのは両隊長とひろみちゃん。整備班もシゲさん以外は確認出来ず。
物語も南雲の昔の恋人と言うか不倫相手が起こす、テロに掻き回される自衛隊と警察。南雲が昔の不倫相手に未練があるのか無いのか、それを気にする南雲との距離を縮められない後藤。と言う中年のラブロマンスにも見える。
現役のパトレイバー部隊は活躍するコト無く、ヘリ一機の奇襲で全滅。後藤が隠していた機体で旧メンバーが最終盤にようやく出動。数分です。
キャラデザインも一応、ゆうきまさみの名前が残っているが、野明と遊馬は誰?って感じだし、南雲緒・後藤も面影は残っているけど疲れたオバサンとオジサン。遊馬ももはや警察に所属している必要無く、実家の篠原重工に転職した方が早くね?って状況と、終盤のパトレイバー出番前の躊躇。
世間的には、やはりコミック版やOAVでのゆうきまさみデザインらしいキャラとストーリーがパトレイバーのイメージ。
この設定だったら、パトレイバーと言う看板を使う必要無かったんじゃないだろうか。作品としては悪くないだけに、「でも、見たいのはパトレイバーなんだよ」と言うジレンマが。
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かせさんさんのコメント
2024年9月6日
でも押井監督がオリジナルでやっちゃったら、ダイナミズムに欠け気味だった犬狼伝説になっちゃうし……。
『ビューティフルドリーマー』にしても、他人の世界観でお話を作った方が、きっと巧く作れる人なんでしょうね。