「自衛隊の内部クーデターを描いた衝撃作...だけではない?」機動警察パトレイバー2 the Movie hatakeyamadさんの映画レビュー(感想・評価)
自衛隊の内部クーデターを描いた衝撃作...だけではない?
まあ簡単に要約すると自衛隊がアメリカ軍を偽装してテロ行為を起こし軍事蜂起を促そうとする内部クーデターを描いた作品です。
憲法改正とかにも関わる内容でしょう。
私は完全な文系人間であり、理系の人の言うことはよくわかりません。
ただこの作品のリアルさ、とくにテレビ制作会社のあのいかがわしい雰囲気には明らかに何かしらのメッセージがあると思いました。
自衛隊、テレビ製作会社、警察、内閣、国防省
暗躍する官僚たち
私は正直申し上げると、ここにさらに電通あたりが関与した内容ではないかとこの映画を観て推察をするわけですが、
そこはいろんな理由であまり明確には描けないのだろうなと...
描かないことで描いてるのではないかと思えたんです
映像に対する不信感、映像を、広告をそもそも手がける広告代理店への不信感というものがこの作品の背景にあるのではないかと私は考えます。
現在もまだ広告の中心は映像になるわけで、その映像を作るのが広告代理店の仕事であるならば、その代理店の主な取引先って絶対に開示されない上に、広告ってとても曖昧で危険な商品だという認識はあまり一般化していない。
テレビ制作マンの担当がこういいます。
"うちが編集したんだから、そりゃ観てますよ"
誰が編集することを指示したんでしょうかね。
そこをこの作品は描いておりません。
後藤隊長の
"混乱させることこそが目的"
というのもとても示唆的である。
まるで電通の社訓のようではあるまいか...
とても尖ってる作品である。
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