劇場公開日 1996年3月16日

「何度観た事か。」岸和田少年愚連隊 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

3.5何度観た事か。

2022年10月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

初めて観たのは確か高校3年の時、
観た翌日は自分もやんちゃになった気がして
気が大きくなったもんだ。

今観ると、なんか台詞がギクシャクして
気持ち悪いところもあったけど、
それでも懐かしさもあって面白かった。

主人公が最初と最後で何も成長してないというのは
青春物として逆に新しい気もしましたが、
当時の僕の親世代の頃の青春の生々しさが感じ
られて、何より生きる事の活力がみなぎってて
元気になれたのだけど、
あまり評価はよろしくないようで、
今からしたら引くのかな?
鉄板が入った学生カバンでど突くところとか、
ボロ屋の中の追いかけっことか、
カオルちゃんの電車止めとか最高なんだけどな。

ヤンチャで主人公はその場その場を生き生きとしてる
のだけど、何故か寂しくなるのは、
この登場人物たちの行く末が絶対明るくないから
なんだろうと思う。

こうはなっちゃいけないけど、
青春を目一杯楽しもうぜ!
って10代の僕は影響を受けたのだと思います。

奥嶋ひろまさ