「菊次郎の夏の『の』は修飾の『の』」菊次郎の夏 あさんの映画レビュー(感想・評価)
菊次郎の夏の『の』は修飾の『の』
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主格をあらわす『の』でもあります。もちろん。
ラストシーンはこの映画のもう1人の主人公が菊次郎であると明らかにするとともに、
別れによって訪れた夏の終わりで、
この映画の主人公があくまでも少年であり少年がおじさんと過ごした夏、すなわち『菊次郎の夏』であることを見せてくれます。
ヒッチハイクの夏でも、お母さんの夏でも、キャンプの夏でもなく『菊次郎の夏』。
この余韻が素晴らしい。
ところで平成にいたこういうろくでもないおじさんって、今はもう居場所はないんでしょうね。
その意味でもノスタルジーを感じました。
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