「情けが仇」飢餓海峡 重さんの映画レビュー(感想・評価)
情けが仇
質屋で強盗殺人が起こった。台風で青函連絡船が沈没する中で見つかった2遺体は犯人の遺体と見られた。伴淳三郎扮する弓坂刑事は、2遺体に撲られたあとを見て取っていた。弓坂刑事は状況から三國連太郎扮する犬飼多吉が犯人三人組の一人と想定した。多吉は、偶然トロッコ列車に乗り合わせた左幸子扮する杉戸八重から握り飯をもらった事をきっかけに娼婦八重の宿で世話を受けたので新聞紙に包んで大金を渡して出て行った。八重のところに弓坂刑事が来たけれども八重は嘘をついた。弓坂刑事は、東京へ出たと言う八重を追って行った。八重は、多吉からもらったお金で借金を返し感謝しながら喜んでいた。ある日、八重は新聞で私財3000万円を寄付した樽見京一郎なる記事を見て多吉だと確信して会いに行った。果たして八重は多吉と会えるのか? 長い長い3時間以上の大作だったね。麗しい情けが仇になるのは何とも忍びないな。後ろめたい過去がある者はとんでもない事にならない様に目立つ事はすべきではないね。
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