「キャラ設定が良い」河内カルメン タンバラライさんの映画レビュー(感想・評価)
キャラ設定が良い
こういった 類のストーリーはよく主人公の女をだんだんエロくなってく女として描きがち。色にはまっていくとか・・しかしこの主人公はそうではなかった 。「私 セックスはあまり好きじゃないねん」彼女が 男を渡ってく様がセックス抜きのように語られている。ほとんどセックスを描いてる映画なのであるが、セックス場面をもちいられず、心の絡み合いがメインに語られていくところが この映画の面白さだと思った。 それが短い時間に実に上手に詰め込まれていると思った。主人公は女性でありながら男性たちの群像劇にもなっていて。それでいて主人公が単なる 狂言回しにはなっておらずドラマがしっかり描き切られていた。鈴木清順
のアイデンティティ とも言える舞台のような演出法 もうまく決まっている
た
映画を見ていてよく思うのだが、映画って 結局 写真だ。 静止画の写真だとせいぜい1分ぐらいしか見ていられない。でも映画になると 90分でも 120分 でもその写ってる 俳優たちの魅力を感じていられる。この映画もまた女優を写した写真として優れていた。さらに私にとって幸運だったのは、この女優を見た記憶がない点だ。 テレビドラマとかほとんど見ないので 。初めて見た この女優にとても大きな 魅力を感じた。
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