ガメラ2 レギオン襲来のレビュー・感想・評価
全52件中、1~20件目を表示
練られたストーリーで秀作
面白いと思うのだが
ガメラシリーズを今初めて観るのだけど、
とても出来が良い。
どうしてもゴジラの二番煎じと思ってしまうのだけど、
内容自体はとても良くできてると思う。
怪獣の闘いの演出も迫力があってとても良い。
ハッキリ言って平成ゴジラより凄い気がする。
人間パートなんかも平成ゴジラシリーズは常に邪魔だと
思ってたけどガメラシリーズはとても見やすい。
長いとは思うけど、怪獣が出てくるワクワク感を煽ってくれる。
ただ、やはりガメラとは何なのか?とは思ってしまう。
人間の味方と言う立ち位置がガメラの存在価値を下げて
しまってるように僕は思ってしまう。
ゴジラに洗脳されてしまってるのか、怪獣はやはり人間には制御出来ない存在で居てほしい。
あと大人になってから見てしまってるので、
何を吐いてるのか?とか膝から出る光線で空を飛ぶ時に
その構造が気になってしかたなかっりする。
しかしガメラがゴジラに映画として劣っている点は
見当たらないなと思います。
これは凄い!!!!
映画史上はじめて自衛隊を緻密に丁寧に描いた作品でしたね
『ガメラ2 レギオン襲来』(1996)
個人的には平成三部作のなかではベスト。『機動警察パトレイバー 2 the Movie』(1993)で首都圏の治安出動命令下での自衛隊を見事に描いた伊藤和典氏の面目躍如、緊急災害時の自衛隊の動静がひとつひとつリアル、自衛隊全面協力のもとミニチュアではない本物のF- 15戦闘機や護衛艦、戦車の射撃映像が使用され『シン・ゴジラ』(2016)以前に映画史上はじめて自衛隊を緻密に丁寧に描いた作品でしたね。前作『大怪獣空中決戦』同様、「宇宙怪獣レギオン」の設定や電波を活用した撃退法も生物学的視点を盛りこみ現実味を増し、対するガメラも地球の生態系を乱す異物を除去するという説明は説得力がありましたね。
惜しい!!
ガメラという名の亀形ウルトラマン
ガメラの血?
平成三部作を見直して② 強敵レギオンに人類大ピンチ!
特撮といい、ストーリーといい、平成ガメラシリーズはホンッと素晴らしい。ゴジラとはまた違った独自の世界観の中で、実に良くまとまっていると思います。
そんな中で、シリーズ物の第2弾であり、前作と後作をつないでいるにも関わらず違った雰囲気を醸し出すこの作品が大好きです。
本作品は、地球を脅かす宇宙からの驚異にガメラが挑む話。
未知の生命体相手に、ガメラも窮地に追い込まれますが、人々とのタッグで打ち勝つ様は、ホンッと爽快でした。
今、見ても、全然見劣りしない迫力満点!緑の血にまみれるガメラが痛々しい。
10年以上前の作品なんで、役者さんもみんな若い!
特に水野美紀さん、きれいで可愛くてかっこいい、本当に良い女優さんです。
沖田浩之さんが出てたのにもビックリ!いや~、懐かしい。
そして、日テレの全面協力が良いですね。各局のアナウンサーが大盤振る舞い。福留さんも懐かしかった。
ガメラの敵にはなりたくないよね
本作の最後の台詞が凄く良かったです。
ガメラは人間の味方と思っている視聴者に対して『ガメラはただ地球の味方だ』と語る少女。
「それじゃあ…もし人間が生態系の破壊を続けたら……」
「ガメラの敵には、なりたくないよね」
タイトルなし
全くもって自分にハマらなかった前作の事を考えると目茶苦茶面白くなっている。同じ監督の映画作品だとは思えない。
展開や人の言動等チグハグした所が全く無いと言うわけでは無いが怪獣映画に求めるリアリティには十分達している。
模型もよくできているし何かと一手間加えている映像造りには感心した。
相変わらず国内のニュースシーンは良かったが海外のニュースシーンは駄目だった。
怪獣×自衛隊映画の最高峰
大迫力の特撮、怪獣の設定が光る
◯大迫力の特撮効果
レギオンが自衛隊を攻撃する場面など迫力満点。
◯考え抜かれたレギオンの設定
本当にいるのでないかと思うほど詳細な設定。
徐々に生態が明らかになり、のちの作戦に繋がる。
◯自衛隊がガメラと協力
前作では無能感があった自衛隊が活躍。
最終的にはガメラと協力するにいたる。
◯当時の水野美樹の魅力爆発
若い頃の水野美樹が素晴らしい。
金子監督の女優を撮るセンス。
平成3部作の中で1番好きです。
自衛隊が共闘する(助ける)展開は熱い。
鑑賞したことのある人に聞くとみんなこの作品が好きっていうし、何故か何回も観てしまう(うーん、不思議だわ)
また北海道が舞台ってこともあって、有名になる前(全国的になる前)の大泉洋と鈴井貴之がモブで出ているのは何かおもろい。
自衛隊が出過ぎ。な割には活躍しなさ過ぎ。
レギオンの生態は、地球生物の小ネタ混ぜ合わせました感がある。混ぜ合わせた結果、登場人物の解説には「ははあ、なるほど」と思うものの、全体的にはよくわかんなくなっている。小型レギオンが電磁波に反応して攻撃するというなら、宇宙空間には地球の大都市よりもっと強烈な電磁波の発生源があると思うのだが。パチンコ屋のネオンがその電磁波に似ているのをわざわざコンピュータ画面で映し出して、失笑。いくらなんでもそれは…。
平成ガメラ2作目は、とにかく自衛隊が登場する。「活躍する」のではなく、登場。話のつなぎに自衛隊みたいな感じで登場するのだが、活躍しているかといえばそうでもなく、ガメラの援護にも躊躇する始末。しかも、自衛隊員がテレビで総理大臣の決定を見て動き出すなんて、あり得ないだろう。それ以前に自衛隊に決定を通知していないわけがない。「映像表現」だとしてもカッコ悪い。せめて、すでに出撃態勢を始めた部隊に総理大臣の発表がかぶるようにしなかったか。街中を戦車が走り回る絵面も、ほどよい具合というものがあるわけで、本作の場合明らかに戦車シーンのインフレが起きていて興醒めする。しかもレギオンの光線により一瞬で消滅。そりゃ「これ以上の犠牲は出せない」って言うよね。
ガメラ関連でいえば、前作でガメラと精神感応及び聖痕で繋がれていた草薙浅黄は今回はうす〜い存在で、オリハルコン製といわれている勾玉が自壊し、精神感応は無し。勾玉が壊れるということはガメラの生命も…などという心配は無用で、その後もちゃんと戦います。じゃあなんで繋がれないのかというと、ガメラが余りにも強烈な攻撃を受けるため、草薙は死んじゃう可能性があるからなのでは。都合がいい。
最大の問題は、ガメラがどのような存在なのかという設定が明らかではない点だ。でかくて強いヤツが現れたら即刻登場するけんかっ早い怪獣というだけでもいいのだ。なぜなら自分が地球で一番強いと思っているから。だが、作品中では生態系がどうの地球の守護神だのと御託を並べるから、リアリティーラインが曖昧になる。最終的には「気」みたいなものがガメラに注入されて(あるいはガメラが凝集して)最終兵器炸裂! あああ、やっちゃた。だからなんで最初からそれをやらないんですか、ってことになる。敵をやっつけて空を飛んで去っていく。お前はウルトラマンか、と。
ガメラ・シリーズはあくまで怪獣対怪獣の戦いなので、人間の介入できる余地が少ない。しかも「現実路線」のため怪獣と人間は意思疎通ができない設定(スピ的な捻れた疎通はできたりするのだが)なので、人間による怪獣退治のひらめきがあっても、ガメラには通じない。そのため、敵の怪獣を倒してもカタルシスが生まれない構造的問題がある。結局何でもアリなんでしょ、となる。現実は厳しい。
ガメラはレギオンを許さない…
そら‼️
腕を翼上に変化させたジェット飛行より着地、そして横滑りしながらのプラズマ火球3連発‼️地球から力を得たガメラが腹部を開口、強力なプラズマ光線を発射し、レギオンを木っ端微塵に粉砕‼️怪獣をカッコいいと思わせてくれるのはやっぱりガメラだけです‼️宇宙から飛来した全身凶器のレギオンのデザインもイカしてるし、超巨大な草体がレギオンを地球で活動させるための大気改造を目的としているという設定、そしてレギオンが電磁波をエサとしているため都会を目指すというアイデアが素晴らしく、首都圏侵攻の最終防衛線を守る自衛隊&ガメラVSレギオンの決戦が、スリリングにサスペンスたっぷりに盛り上がってワクワクさせられます‼️そしてこの作品は、自衛隊の全面協力のもと撮影されております‼️大人の事情があったのかどうか分かりませんが、この作品における自衛隊の描写は、日本映画史上随一の理想というか、カッコ良さではないでしょうか⁉️レギオンとの決戦に向かう戦車隊や戦闘機の描写はもちろん、決戦前にお互いに激励し合う姿もクサいけど胸にジーンときます‼️そしてこの作品のスゴいところは自衛隊が怪獣を倒すんですよね‼️さすがに成体レギオンはガメラまかせになりますが、小型レギオンをミサイルでバンバン撃ち落としたり、永島敏行さん扮する渡良瀬が拳銃一丁、タイマン接近戦で小型レギオンを射殺‼️永島さん、オイシイですよ‼️師団長がガメラ援護を命令するシーンや、ラスト、飛び去るガメラに向かって敬礼する自衛隊員たちの姿などもホントに素晴らしい‼️怪獣対怪獣の映画はウンザリするほどありますが、この作品みたいに怪獣&自衛隊VS凶悪怪獣の戦争映画は稀‼️素晴らしき哉、怪獣映画‼️今度は戦争だー‼️
ドルビーシネマで鑑賞
アカデミー賞視覚効果賞受賞への長い長い曲がりくねった道
ガメラ2 レギオン襲来
1996年公開
2025年7月12日
久し振りに観ました
本当に素晴らしい!惚れ惚れするような傑作です!
平成ガメラ三部作の第二作
第一作「ガメラ 大怪獣空中決戦」と第三作「ガメラ3 邪神覚醒」の間に挟まれて、両作品と比較すると少し人気は控えめですが内容は決して劣るものではありません
監督は、金子修介(本編)樋口真嗣(特撮)
脚本は伊藤和典
この三人は平成ガメラ三部作共通です
お話は三部作とも同じ世界線です
前作の中山忍が演じた女性鳥類学者は今回は残念ながら登場しません
しかし、前作で登場した長崎県警の刑事は、その後警察を辞めて北海道でビール工場の警備員として働いている形で本作でも登場します
藤 谷文子が演じるガメラと心を通わせられる女子高生は本作でも登場します
本作では水野美紀が札幌市青少年科学館の学芸員役としてヒロインを務めます
エイリアン2は1986年の作品
エイリアンが大群で押し寄せてくる作品でした
本作は10年遅れで、レギオンの群れをなんとか映像化しています
デジタル合成の映像がなんとか日本でも作れるようになったことを示しています
米国の特撮にはまだまだ及ばずとも、追いつく為の努力が始まっていたことを確認できます
それまでは何をどうやったらできるのかすら暗中模索だったのに大進歩しているわけです
この努力の先にシン・ゴジラ、そしてゴジラ-1.0 のアカデミー視覚効果賞受賞の栄光があったわけです
長い長い曲がりくねった道でした
この当時にそんな栄光の日が来る何て考えられもしなかったので
す
夢にもそんなことは有り得ないたことだったのです
30年後にそんな日が来ると予言されても信じるものは誰一人いなかったのです
本編と特撮の融合も見事でした
丁寧に作り込んだミニチュアワークの前景に怪獣が登場してその巨大さをどう演出するのか
本作では空気遠近法へのアプローチが大変優れており感動しました
空気の視界距離を薄いスモークとライティングでどう実現するのかかなりの研究と試行錯誤があったものとおもいます
東京に出張して来た主人公達が車中から遠目に見る前作で破壊された東京タワーを眺めるシーンの実在感は出色の出来です
中盤の仙台の駐屯地から避難民を載せた大型ヘリが離陸するシーンでは前景にヘリ、中景に巨大レギオンとガメラ、後景に駐屯地の三つを配して上空から俯瞰しつつ移動する映像は感動を覚えました
こうした積み重ねの上に今日の日本の特撮、VFX があるのです
平成ガメラ三部作が日本の特撮界に与えた巨大な功績はいくら賞賛されてもされ尽くせません
蛇足
草体って、ウルトラQのマンモスフラワーを思いださせます
全52件中、1~20件目を表示