ガメラ 大怪獣空中決戦のレビュー・感想・評価
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1995年か
平成ガメラはスルーしていたので今観るとどんな感じかな、と思いながら鑑賞。
シンプルな筋立てだが見所を押さえた脚本。テンポもよく展開も早い。戦車なども出てくるし頑張ってるなという印象。
ただやはり怪獣映画なので基本荒唐無稽ですよね。日本を破壊する怪獣が現れたら並のパニックじゃすまないだろうし、其の辺の緊迫感が足りない気が…。
しかし特撮怪獣映画をファン視点でなく一般的映画で語るのは野暮かもしれない。20年前にこれをスクリーンで観たらどんな感想だっただろうか。
(余談だが、2014年ハリウッドゴジラのプロットは本作にとても似ている。お金をかけて制作したらああなるのだろう)
怪獣の空中戦をみよ!
こだわりが強い
海外版トリロジーBDで観賞
怪獣の登場や設定にはあまり深くは触れておらず、その分のアクションや特撮がかなり良い。
あの時代に作られたのにメチャクチャ迫力があるので、かなりのこだわりが感じられた。
特にラストは怪獣映画特有の「作り物感」が最低限に押さえられ、臨場感がとてもあった。
また、デザインは、ギャオスは恐ろしくリニューアルされており、ガメラはくりくりな目をしてかわいらしくカッコよさと恐ろしさを備え持つ、両者ともとても良かった。
残念なのはさっき言ったように、設定に深く触れていないため、解釈に時間がいること。
せめてあと10分は必要だと思った。
しかし、特撮技術は半端なく、とてもワクワクできる作品だったので、満足だった。
こんな怪獣映画が見たかった!
平成ゴジラシリーズ絶頂期にガメラが復活。
まさか平成の時代にゴジラとガメラの両方が見れるなんて、怪獣少年だった自分にとってこれほど嬉しい事は無かった。
東宝のゴジラに対抗すべく誕生した大映のガメラ。
ゴジラが人類の脅威なら、ガメラは人類の味方。もっとよく言うと、子供たちの味方。その立ち位置の違いすらゴジラを意識している。
だが、あまりにも子供たちの頼れる正義のヒーローとして描かれ、またどうしてもゴジラに愛着があった為、昭和のガメラシリーズはあまり好きになれなかった。
しかし、その意識を変えたのがこの平成シリーズだった。
リアルなストーリー、斬新な特撮、本格怪獣映画の醍醐味に大興奮。
ガメラもギャオスも旧作から設定を一新した事により、物語を自由自在に構築する事が出来た。
超古代文明によって生み出され、神秘性を増したガメラとギャオス。
人間を喰らう子供に媚びない獰猛なギャオス。
福岡ドームを舞台にしたギャオス捕獲作戦。
捕獲作戦から逃れたギャオスの前に海中を割って出現するガメラ。
飛び去るギャオスを回転ジェットで追うガメラ。
白昼の東京で繰り広げられる大空中最終決戦。…などなど。
監督・金子修介、特技監督・樋口真嗣、脚本・伊藤和典、奇跡のように集まった3人の才能が大爆発。
キネマ旬報でも6位に入り、質も面白さも保証付き。
こんな怪獣映画を見たかった!と思わせてくれる傑作!
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