劇場公開日 1967年3月15日

「一番人気?」大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0一番人気?

2019年4月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 自然破壊にも繋がる高速道路建設と、地主が金儲けのために地価を釣り上げようとしている構図が面白かったりする。前作バルゴンのときと同じく人間の強欲さがにじみ出ている。

 道路建設とは別に、光線の謎を調査する目的で新聞カメラマンが村長の孫英一とともに二子山に入るが、子ギャオスに食べられてしまった。そこへガメラが登場、英一くんは負傷したガメラに乗せられ助けられた。山梨県の村長が金丸という苗字というところが面白いし、その村長が上田吉次郎だということも・・・ハイランドパークというのは富士急ハイランドなのか?

 ギャオスは声帯が二つあり、頭が音叉棒のように共鳴し、超音波光線を発するのだ。首が回らなく、後方が死角となっている。しかし、戦闘機はあっけなく真っ二つ。そのうち牧場の牛が全ていなくなり、ギャオスは夜にしか出てこないことがわかる。

 ギャオスの羽ばたきでとてつもない風圧が起こり、戦車までもがひっくり返るのに、人間は一人がゆっくり飛んでいただけ。名古屋城を破壊し、住民はナゴヤ球場に避難。そして光線の威力は車を真っ二つにするほどだ・・・コメディ映画みたい。

 オバカな作戦、その名も“回転作戦”・・・ギャオスは紫外線に弱いので夜現れたところを引きとめて夜明けを待つ。ホテル屋上の回転台でめまいを人工的に起こさせるため、人工体液でおびき寄せるというもの。わけわからん・・・

 この映画がガメラシリーズで一番人気だということもわからない。バルゴンのパターンをそのまま用いて作戦のひらめきを子供に委ねているだけだ。しかも作戦の論理性は穴だらけ。上手くいくわけない・・・

kossy
トミーさんのコメント
2024年11月11日

共感ありがとうございます。
今作は1羽だけでしたが、大怪獣空中決戦では雛が数羽居た!と新しい切り口でしたね。

トミー
トミーさんのコメント
2023年12月15日

自分も「バルゴン」の方が高評価です。まぁ人喰い、飛ぶ怪獣なので観せ場は満載でしたが。

トミー
kossyさんのコメント
2019年6月8日

terryasm様、コメントありがとうございます!
蛍雪太郎さんがこんなところにも~(笑)
てか、次朗さんはよく見かけますが、太郎さんは知らなかったです。
顔も濃いいんで、今で言う田中要次さんみたいなバイプレイヤーですね~

実は俺もひそかにバイプレイヤーの方々が大好きです。

kossy
terryasmさんのコメント
2019年6月8日

ちなみに風で浮き上がった人は平成ガメラシリーズの刑事や警備員役の螢雪次朗さんの師匠である螢雪太郎さんだったと思います

terryasm