学校の怪談3のレビュー・感想・評価
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下手なスプラッターホラー
一作目、二作目は学校の中で起こる都市伝説や妖怪による恐怖を小学生の目線で描いていたのに対して、本作からは方向性がガラッと変わってしまった。
まず、今までは閉鎖された学校という空間で事件が起こっていたのに、塾や自宅まで間口を広げたために舞台が学校である必要がなくなっている。
さらにはゾンビやら超常現象が主な恐怖要素になり、今までの学校で噂されている都市伝説なんかとも関係なくなった。
そして一番の違いが、前作までは妖怪そのものに対する恐怖だったのに対して、今回は殺害する旨の発言があったり、凶器を振りかざしてきたりとダイレクトに命を狙ってきている。
もはや「学校の怪談」ではない。血が出ない中途半端なスプラッター映画である。
学校の怪談シリーズとしてでなければ構わないが、これをシリーズ3作目だと言うのは酷い。1、2作目のファンからすると侮辱と捉えたくなるほどだ。
学校の怪談というタイトルどおりのコンセプトで作ることが出来ないのなら、別のシリーズとしてやればいいのに。
運動会
黒木瞳の再婚話とか、兄弟になる予定の子供たち。人を信ずるとか、未来は自分で変えるといった子供向けの幽霊話。ボクシングをやってるペチャパイの八橋(西田)先生が楽しかったりする・・・全然面白くない話だったのに、再婚のため東京に引っ越すことになった子供の別れのシーンにホロッときてしまう。タイチという幽霊は体が弱く、みんなの運動会をこっそり眺めているといった設定がよかったかも・・・
3番めが1番つまらない
監督を変えて、またまた出ました。
シリーズ第3弾。
今回の監督は、金子修介。
本作の前に平成ガメラを手掛け、大評判を取ったばかり。
SFXにも長け、手腕の見せ所!
…が、残念ながら、シリーズで一番つまらない。
一応本作も、学校にまつわる怪談をベースにジュブナイル・ファンタジー×子供たちの冒険とドラマ。
同じである筈なのに…、何か違う。
やっぱり、監督と脚本家が違うからかなぁ…。
平山秀幸の演出もさることながら、奥寺佐渡子の脚本が良かった。
怪談ファンタジーの中に子供たちの冒険・友情・ちょっぴりの切なさも滲ませ、心地よい余韻に浸らせてくれた。
しかし本作は、それらはあるものの、恋愛要素や親の再婚問題も織り交ぜ、必要あったのかなぁ、と。
純粋に子供たちの冒険と怪談ファンタジーに留め、恋愛要素も淡く滲ませる程度で良かったと思う。
何か見ていて、こっ恥ずかしい。
作風としては、幽霊キャラもいっぱい登場させて、1作目のようなワクワクハラハラ楽しい路線を目指したのだろう。
が、1作目の楽しさには遠く及ばず。
監督変わったのに、やってる事は同じなのは問題。
話のメインは曰く付きの鏡の中の世界。
左右逆の世界観はユニークだが、それをもっと活かして欲しかった。
鏡の持ち主の幽霊少年。彼の目的は…。
ここがドラマのポイントで、子供たちと幽霊少年の交流は描かれてはいるが、どうもドラマ的に弱い。グッと来るものが無かった。
それから違うのは…
これまではお化けや幽霊だったのに、本作は妖怪やゾンビなども登場して、何か根本的に違う気がした。
さらにのっぺらぼう妖怪が鎌などを持って襲い掛かり、こんな殺意持ったキャラは今まで居なかった。
それがまた本作をシリーズの中で異質なものにしている。
健全怪談ファンタジーは何処に??
CGも所々拙い。特にあの紙の化け物。
演出も演技も話もチープ。
明らかにこれまでの良質怪談ファンタジーとは違く、テイストや作風は質落ちで変わったのに、やってる事はマンネリという、このシリーズは好きでも弁護のしようがない。
シリーズで一番つまらないだけではなく、金子監督作としても凡作。
でもこれで終わらず、次作で平山監督と奥寺佐渡子が脚本にカムバックし、また好編になって救われた。
とにかく怖いけど面白いです‼️
YouTubeの予告の通り一番怖くて面白かったです。
あと、この映画に黒木瞳さんも映画に出たことも知らなかったんですが、後に本格的ホラー映画に挑む予兆だったかも知れません。
やっぱり良いな、このシリーズ。
それにしてもレビュー数0か…ちょっと悲しいな…
まあこの作品を子どもの頃に見てた人にしか楽しめない作品ではある。
だけど、ただのホラーコメディな感じじゃなく、ドラマがしっかりあるのが良いよね。小学生の青春というのも凄く微笑ましい。あと懐かしい。
今回のは個人的にはシリーズで一番好きかな。
二人三脚のシーンはもうシリーズの名シーンだと思う。
包丁のっぺらぼうはとにかくトラウマだったな〜
とにかく子どもの頃に戻ったかのような楽しさがある作品。
現代の映画って、最近では『ハロー!純一』があるけど本当に思い出のある作品って少なくなったよね。なんというか誰かまたこういう作品を撮らないかな…。
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