俺達に墓はないのレビュー・感想・評価
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松田優作といえども…
1979年、東映。
松田優作主演のクライムアクション。
監督:澤田幸弘
脚本:田中陽造
主な配役
刑務所から出たばかりの島勝男:松田優作
島の舎弟・ヒコ:岩城滉一
島と同じ標的を狙う滝田栄一:志賀勝
麻薬中毒の川村ミチ:竹田かほり
「クライムアクション」と書いたが、
それほど派手なアクションシーンはない。
冒頭、デパートのレジ金狙いの強盗をおこなうが、
手口がセコい。
松田優作の作品にしては、見どころが少ない。
ヤクザの事務所から盗み出したカネを巡り、
登場人物たち全員が、組んず解れつ、
裏切ったり、一緒にラーメンを食い逃げしたり、
とにかく、話のスケールが小さい。
本作でも松田優作は腹を刺されていた。
松田優作といえば、、、
を集大成したような作品で、すべてどこかで見たような感じ。かと言って、何かへのオマージュということでもない。
さすがの松田優作でも、これをヒットさせるのは無理だろう。
とにかく安っぽい感じしかない。
ラスト、ヤクザの大虐殺だけ少しホラー要素があり笑えたが、☆は少なくなって致し方なしかと。。。
細かいことは放って、昭和の盛り場の気分を味わって楽しむ、そんな映画です それを楽しめない、楽しむ気が無い、興味すらないないなら、本作を観る意味も価値も無いでしょう
トルコ風呂表記の看板がソープランドに変わる前の映画
新宿で若い時分にふらふらしたことがある人なら懐かしい光景が沢山でてきます
都築興業のビルの特徴的な形状は、本作公開のわずか4ヵ月前の大阪の三菱銀行北畠支店で起こった強盗事件の現場に似ているから選ばれたのでしょう
ゴールデン街
あの当時から魔屈のイメージ
いまはさほどでもないけれども当時は難易度がかなり高めでした
デパートの売り場の綺麗なお姉さんはよくディスコとかでみかけました
といってもミチのように派遣店員さんが多いです
うーん、そんな女性と知り合って昔遊んだこともあったりするような(汗)
もちろんミチみたいなシャブ漬けじゃない真っ当な素敵な女性でしたよ
そんなの映画だけのお話
彼女達も実は大変なんです
今は定休日もないし、閉店時間は遅いし、長く勤めたからといってキャリアが積めるわけでなし、給料も40年も経つのに全然昔と大して変わらないままみたいで、遊ぶ余裕なんか今の娘さん達にはあまり無さそうです
フルタイムで働けたらまだ良い方なんですから
成田空港は本作の1年前の1978年5月に開港したばかり
チラリと写る管制塔は、過激派に占拠されて機器を破壊される事件があり開港が2ヵ月程遅れたりしました
ホットなロケ地というわけです
主人公島の松田優作は、従来通りの松田優作で大して観るべきところはなし
むしろマンネリ
滝田役の志賀勝が準主役級の扱いで一番目立っていて良い仕事をしています
背中の安っぽい刺青、青い剃り跡のあるM字のパンチパーマとへの字の口髭、四角い茶色のレンズのサングラス、そして大阪弁
見事な造形です
島の弟分のヒコ役の岩城滉一はこれからブレイクしていく予感を放っています
ミチ役の竹田かほりはベッドシーンもあるものの露出不足
細かいことは放って、昭和の盛り場の気分を味わって楽しむ、そんな映画です
それを楽しめない、楽しむ気が無い、興味すらないないなら、本作を観る意味も価値も無いでしょう
竹田かほりの大胆ヌードに3点!
爆弾だ~!とデパートのごみ箱に火を点け、レジから金を盗む。素人は狙わないのが信条の島でも軍資金稼ぎが必要だった。おかげでデパートで派遣社員として働いていた川村ミチ(竹田かほり)がクビとなり、偶然にもヒコ(岩城)と寝てしまい、彼らにつきまとうことになった。そして事件を目撃していた怪しげな男(志賀)も島を尾行し・・・。そして、強奪計画実行。しかし強盗には先客があったのだ。
男を追いかけ取っ組み合いになるが、盗んだ金の大半は川に流れてしまうが、なぜか滝田に気に入られ、コンビを組もうと持ち込まれる島。豚小屋でリンチにあってたヒコを救いだし、次なる賭博ツアーバス強盗を決行。
後半はほとんどドタバタギャング映画。シャブ中のミチが銃撃戦をかいくぐって盗んだ金をかっさらった辺りからおかしくなってきた。ちょっとした台詞にもギャグが目立つようになり、笑えるんだけど展開がどうでもよくなってくる。松田優作にしても『太陽にほえろ』のセルフパロディのようなシーンだったあるし・・・。それにしてもキャラが皆不死身すぎだ(笑)
タイトル負け
松田優作のクライムものですが、大したストーリーもなく展開も退屈で全体としてはイマイチでした。例えば同じノリで「三億円事件」や「帝銀事件」を題材にしても、松田優作だから絵になってしまうズルさはあると思います。荒っぽさは良いですが、台詞回しは「最も危険な遊戯」の方が面白いです。岩城滉一はしょぼくて魅力が無かったです。
ピンクレディが流行っていた時代
志賀勝は赤色のイメージだと思っていたのはこの映画のせいか。
岩城滉一、残飯を口にしない(ふりだけ)ところが役者として大成しなかったところか。まさかシャブで逮捕された直後とは。
松田優作の車の運転シーンが大げさ。
志賀勝とのタイマンシーンはなかなか笑える。
あの桃尻娘〜
「上等だ、てめえとはいつかチャラになる日が来ると思ってた」
ダッチワイフ活躍しまくり
竹田かおりは酷いシャブ中
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