「杉田かおるのスクール水着写真」男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎 カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
杉田かおるのスクール水着写真
男はつらいよ 32作目 1983年公開。
備中高梁。気が向くままに博の御尊父(志村喬)の墓前にお参りする寅次郎。2代目おいちゃんの松村達雄がお寺の住職。出戻りの娘役が竹下景子でマドンナ。その弟が写真家志望の中井貴一。その恋人が杉田かおる。二日酔いの住職に代わって檀家の92歳のお婆ちゃんの七回忌の法要を買って出る。さぁ、はじまりました。お経の後の法話はお馴染みの干支占いに人相占い。
とかく子の干支の方は終わり晩年が色情的関係において良くない。
陰堂に陰りがある奥さんは旦那の浮気で泣かされている相。
親戚一同大笑いの楽しい法事。
志村喬の三回忌で博、さくら、満男は備中高梁へ。御前様がなにやら意味深な冗談を。博は四人兄妹の三男で末っ子。岡山の漆喰壁の広いお屋敷を巡って兄妹喧嘩の一幕も。さて、次の日の法要では松村達雄のお供で袈裟姿の寅に気づく満男。あのお坊さん寅おじさんだよ。お坊さんになるにはなんか国家資格みたいなものが必要なんでしょうか?
おばちゃんがいいます。
「そんなに偉いお坊さんが30年も修行にかかったなら、頭の悪い寅ちゃんは50年も100年もかかっちゃうよ。」
「それじゃ、あの人がババアになっちまうよ。」
こんどばかりはうまくいきそうな感じがしたのにね。もうひと押しが足りないというか・・・・自分からね。いつものやつ。無言でうつむくさくら。
冒頭の寝落ちネタでは寅さんがタコ社長の世話で結婚することになる夢だが、夢のなかの寅さんはなぜかレオナルド熊だった。最後の場面は瀬戸内海の島の桟橋で子連れのレオナルド熊とあき竹城の場面で終わり。
コメントする