「ダブル・マドンナと人の死について」男はつらいよ 寅次郎純情詩集 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
ダブル・マドンナと人の死について
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"男はつらいよ" シリーズ第18作。
Huluで鑑賞。
本作の特徴は、初のダブル・マドンナ制を導入したこと。京マチ子と壇ふみ、美しいふたりが親子役で共演していました。
京マチ子が余命幾ばくも無い寅さんの幼馴染みで、寅さんとの交流が涙を誘いました。特に後半は画面が滲みまくり…
「人は何故死ぬのでしょう…」。難しいテーマです。いずれは誰にでも訪れる。生物の仕組みだと言ってしまえばそれまでですが、死ぬ時は幸せな想い出に包まれていたい。自分の生きた証が、ちょっとでも誰かの中に残っていてくれたら…
人が生きている意味とか、役割とか、哲学的な問いに「これだ!」と云う答えを出すことは容易ではありませんが、寅さんのように、自分の想いの向くままに、自由に伸び伸びと生きてけたら、その答えにいつしか辿り着けるような気がします。
※修正(2024/05/31)
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