「瞼の母との再会!が、しかし…」続男はつらいよ しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
瞼の母との再会!が、しかし…
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"男はつらいよ" シリーズ第2作。
Huluで鑑賞。
ひょっこり柴又に帰って来た寅さんは恩師の坪内先生と再会し、ひとり娘の夏子に一目惚れして大騒動。胃痙攣で入院するも病院を抜け出して焼き肉食ってんだから仕方のねぇ男。さらには店主と喧嘩して警察に補導されちゃうんだから、呆れたもんだよ。めちゃくちゃ寅さんらしいけど(笑)。
寅さんが赤ん坊の頃、とらやの軒先に彼を置いて出奔した母親。瞼の母と慕い、ずっと探し求めていた寅さんなのでした。
京都にいると聞きつけて行ってみると、夢にまで見た母は連れ込み宿の女将を務める強突クソババァと化していました。
ミヤコ蝶々の演技が素晴らしい。理想の母親から駆け離れていただけでなく、酷いことまで言われてしまう始末。
夢破れて傷心の寅さんを傷つけまいと、「言うなよ、絶対言うなよ!」的なフリで始まったコントが笑えました。
そんな寅さんを励ましてくれた坪内先生が突然の逝去。寅さんに江戸川の鰻が食べたいなんて言ったのは、きっと虫が知らせたんでしょう。悲嘆に暮れるも御前様の言葉で一念発起、張り切って葬儀のお手伝いをするも、その席で夏子にお医者さんの恋人(しかも胃痙攣で入院していたときの担当医!)がいることを知り、またまた失恋してしまうのでした。
旅に出た寅さん。何をしていたかと言えば、京都で母親と会っていたのでした。どんなに酷かろうと血肉を分けた母と子。なんだかんだでお互いに思うところがあったんだなぁ…
[余談]
冒頭の夢のシーンが初登場。
シリーズのお約束事が増えて参りました。
※修正(2023/09/10)
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