「志村喬が見れる」男はつらいよ Elton Shinさんの映画レビュー(感想・評価)
志村喬が見れる
男はつらいよシリーズの第1作、ほとんどの役者が亡くなっているのが残念も、観る価値あり。
下品な所は腹立たしいが女性の前では気が小さかったり妹思いのやさしさが帳消しにしてしまう。
20年ぶりに帰ってきて急にあんなに仲良くなれるのかなあと思うが
それが物語の基本中の基本になっていると思う。
まあ、急に帰ってこられた親戚のおっちゃんやおばちゃんにしたら迷惑な話かも知れない。
第1作目でさくらが結婚してたんやなあ。
かわいいのでびっくりした。おまけに性格も良いし、そら、妹思いになるよなあ。
2作目以降もぼちぼち見ていきますわ。
共感とコメントをありがとうございます。
>20年ぶりに帰ってきて急にあんなに仲良くなれるのかなあと思うが
昭和のバブル前の生活と、今の生活様式の違いでしょうかね。なんて言うと年がばれそうですが(笑)。
1969年公開ということは、ご成婚・オリンピックを経て、一家に一台のTVが普及してきた頃でまだ一人一台ではありません。残りの三種の神器は洗濯機・冷蔵庫ですが、洗濯機は今のような全自動ではありませんし、冷蔵庫も容量は小さい。皆が集まって助け合いながら生活を回していかなければいけない頃。エアコンもまだ普及していないから、集まって暖をとり、扇風機に当たり。スマホ・ネットなんてないし、夜は暗かったから、必然的に娯楽も皆集まってということになる。博のような人もいますが、ほとんどが、産湯を使ったころからの知り合いだから、今更取り繕うこともなく…。戦後24年経っていますが、東京大空襲のあった場所から、そう離れているわけでもなく、さくらが幼い頃は、まだ『火垂るの墓』のような戦災孤児が近くにいたのではないでしょうか=家族と離れたら生きていけない(さくらは両親と同母兄を無くして、叔父叔母夫婦に引き取られている)。
それに何より、寅さんとさくらの性格。寅さんは父と喧嘩して出奔していますが、子どもの頃はジャイアンよろしく、さくらや登を守って、喧嘩三昧だったのではなんて思っています。
そして、さくらがあれだけ寅さんのことを慕っていたら、周りも受け入れざるを得ないかななんて。
とはいえ、スキーバス等で上映されていたのをぼおっと観ていたくらいで、ちゃんと観たのはこの映画くらいです。間違っていたらごめんなさい。
>ネガティブになったときに見るとポジティブに変えてくれそうですね
ポジティブになるというか、私にとっては「ま、いっか」と悩んでいることがあほらしくなるという感じでしょうか。
時代と共にどう変わっていくのでしょうか。楽しみですね。

