劇場公開日 2022年10月28日

「「スゴい」と「面白い」は別だな、と感じた作品」王立宇宙軍 オネアミスの翼 サイレンスさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0「スゴい」と「面白い」は別だな、と感じた作品

2022年10月27日
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この作品はとにかく「スゴい」の一言。
作画、演出、世界観…どれをとっても何十年も前の作品とは思えない、現代に新作として出してもなんら遜色ないクオリティで見てて圧巻。セル画の時代にこれだけよクオリティを追求することはもはや「狂気」だと言ってもいいくらい、とにかく「スゴい」作品。

ただ自分は基本的にレビューをする時は「面白いかどうか」で評価するので
「この作品は面白いか」を考えてみる。

・内容は面白いか→これはもちろん個人的感想になるが、手放しで「面白い!」とはとてもじゃないが言えない。内容は全編複雑かつシリアスで、少なくとも軽い気持ちで見た人は内容がイマイチ入ってこないだろう。何度も言うがこの作品は「スゴい」。「面白い」より「スゴい」が勝ってしまう。これが良いことなのか悪いことなのかはわからない。

・人に薦められるか?→よほどアニメ好きな人にしか薦められないし、この作品を薦められるくらいのオタクはもう大体この作品を見ている。少なくとも軽い気持ちで「オススメのアニメある?」と聞かれてもこの作品の名前を挙げる事はない。

・何度も見返したいか→これは微妙。見返す事があったとしても「面白いから見返した」ではないと思う。

…など、色々考えて見たが
感想は上記の通り。
非常に素晴らしいモノではあるが
「面白い」とはまた別ベクトルの作品。
ということで間を取って★は三つ。

サイレンス
momokichiさんのコメント
2022年11月11日

>「スゴい」と「面白い」は別だな、と感じた作品

あー、素晴らしく形容されている。。
まさにこの映画ですね。

momokichi