エコエコアザラクIII MISA THE DARK ANGEL
劇場公開日:1998年1月16日
解説
黒魔術のパワーを持つ少女と、悪霊の闘いを描いたオカルト・ホラーの第3弾。監督は、同作のテレビ・シリーズも手がけ、本作で劇場映画デビューを果たした上野勝仁。脚本は、古賀新一の同名コミックのキャラクターを基に、同じくテレビ・シリーズを執筆している七月鏡一と林壮太郎が担当。撮影に「CLOSING TIME」の西久保維宏があたっている。主演は「ねらわれた学園」(1997年度版)の佐伯日菜子。スーパー16ミリからのブローアップ。
1998年製作/93分/日本
配給:ギャガ・コミュニケーションズ(配給協力:ゼアリズ)
劇場公開日:1998年1月16日
ストーリー
全身が焼け爛れた少女の死体が発見された。事件に異常性を察知した黒魔術の力を持つ少女・黒井ミサは、その真相を突き止めるべく、死体の遺留品・セントセイレム女学院演劇部の台本を手がかりに、学院へ転校生として潜り込んだ。偶然知り合った演劇部の亜夜の勧めもあって、演劇部に入部したミサ。部長の光にその演技力を認められた彼女は、公演に向けて稽古に参加する。事件解決の糸口が掴めないまま数日が過ぎ、演劇部は夏休みの合宿に入ることになった。合宿は、学院と同じ敷地にある江取記念館で行われた。そこは、院の創始者・江取公彦男爵の功績を称え、男爵の住居をそのまま残した古い洋館で、奇妙な噂も残されていた。気味悪がりながらも稽古に精を出す部員たち。ところがある日、部員の陽子が行方不明になったのを皮切りに、稽古中の少女たちが焼失した筈の旧校舎へ連れ込まれていってしまう。部員たちを救う為、その後を追ったミサは、そこで人間が人間を作り出す禁断の実験室を発見する。江取男爵はその悪魔の実験に魅せられた人物で、そうして作り出した亜夜を本当の人間にする為に、光の体を使って生贄となる7人の少女たちを誘拐してきたのだった。次々に殺されていく少女たち。やがてミサもその刃に倒れてしまう。もはや絶体絶命かと思われたその時、亜夜の祈りがミサを蘇らせた。邪悪な力に、黒魔術で立ち向かうミサ。彼女は勝利を収めることに成功する。そして、亜夜の忌まわしい記憶を消し、人間として元の世界に返してやると、学院を後にするのであった。