「父と一緒に見た最後の映画」さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
父と一緒に見た最後の映画
そして、見終わった後の感想は残酷なほどに別れ、「マンガやないか…」と半ばあきれ気味の父に対して、私はショックのあまり立てないほどの感動を覚えたのです。
愛する人を守るため、自己犠牲をいとわない。愛の戦士たち。
これは、一歩間違えば、特攻隊や、戦争を美化することにもつながる危険性をはらみますが、当時は男が命がけで守るべきもの。という価値観は間違いなくありました。
現在、リファインされて、劇場公開もされているようですが、残念ながら大きな社会のうねりとまではならないようです。今の若い人にはピンとこないテーマなんでしょうね。
2017.12.22
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こっこさんのコメント
2024年1月3日
同感です。
最近のリメイク版は、そう云う点で《何でもいいから平和主義》時代の、いたって寂しい物語に堕していましたね…。
愛する人達の為とは言え《生命を懸ける》のは、何でも「特攻精神」「右傾化」等の言葉で片付けられてしまう現代の風潮は、この国が正反対の振り子の方へ向かっている気がして、寒々しいです…。