劇場公開日 1978年4月29日

宇宙からのメッセージ MESSAGE from SPACEのレビュー・感想・評価

全13件を表示

2.50156 サンダー杉山は勘弁してくれ

2024年8月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

1978年公開
ノリは全くの東映ライダー、レンジャー系に東映俳優総出演。
特撮ものは東宝系でないと違和感を覚えていたので
もう一つ無意味にしっくりこなかった。
ほとんど宇宙空間だけなので特撮が素晴らしい、という感は
出なかった。
森岡賢一郎の音楽は雄大で機会があればまた聴きたいです。
50点
初鑑賞 1978年4月27日 梅田東映

コメントする (0件)
共感した! 0件)
NWFchamp1973

2.0奇跡のようなすれ違い

2022年6月29日
iPhoneアプリから投稿

これだけ鮮やかに技法と主題がすれ違っている映画も珍しい。

深作欣二といえば、対象の持つ自意識を無理やり引きずり出してしまうかのような暴力的でジャーナリスティックな接写だ。一方でスペースオペラというのは既に『2001年宇宙の旅』や『スター・ウォーズ』が示している通り、極端な引きやロングショットを多用することで、宇宙の悠久と雄壮を叙事詩的に語り上げている。

言わずもがな深作のカメラワークとスペースオペラのフォーマットほど折り合いの悪いものはない。故郷を賭けた壮大な戦争は、せせこましい画角の中でチンピラの小競り合いに堕してしまっている。普段であれば諸手を挙げて喝采を送りたくなるような小粋なセリフ回しも、ここでは叙事詩的荘厳を損なうスポイラーでしかなかった。

とはいえやはり、ここまで徹底的にちくはぐな映画はそうそうお目にかかれるものではない。そういうカルト的な意味では価値のある映画といえなくはないが、それなら『仁義の墓場』とか『いつかギラギラする日』のほうがよっぽど面白いしカルト的なんですよね…

コメントする (0件)
共感した! 1件)
因果

5.0not only天本英世but also三谷昇 ババアの役ってえの...

2021年6月30日
PCから投稿

not only天本英世but also三谷昇
ババアの役ってえのが
見どころでヤンスエ~!

コメントする (0件)
共感した! 0件)
全休

3.5日本の特撮は此処に在り 21世紀の特撮ファンが、本作を観る意味や意義は そこにこそあるのです

2021年2月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

スターウォーズと未知との遭遇
この2作品は日本の特撮にとっては黒船だったのです

1977年にこの2作品がアメリカで公開されて一大ブームになっていることはすぐに日本にも伝わってきました
断片的に入ってくる情報、スティル写真、予告編
の映像
日本の特撮とは大人と子供くらいの差があるのはそれだけでも見てとれます

スターウォーズは1977年5月、未知との遭遇は11月の公開
特にスターウォーズの人気は凄まじく、今年の一大ブームの鬼滅の刃のような無敵の動員が年末になっても続いていたのです
12月27日に撮られたというある米国の上映館の写真は外にまで長く列が続いています

日本でも当然大ヒットが予想されるから動員を図れる時期に上映館を目一杯に拡大して上映したい
関連グッズを展開する為の時間も必要です
その為、この2作品の日本上映は翌1978年になりました
まず未知との遭遇が2月から、そしてスターウォーズは夏休みの7月からと決まります

これに日本の映画会社が指をくわえて傍観するわけがない
ひと儲けのチャンス到来なのだ!
俄かに巻き起こった特撮SF映画ブーム
便乗しないでどうする!

東宝は早くも1977年12月に惑星大戦争を公開しました
つまり黒船が来る前に儲けるだけ儲ける方針ということ
直接対決は避けたのです

惑星大戦争のタイトルは、スターウォーズの日本公開の予定邦題でした
それが公開がのび、ルーカスからもタイトルを世界統一するとのお達しがあり使わないことになった邦題をそのまま貰い受けて流用した作品でした

一方東映は、翌年4月公開で本作の公開を予定しました
つまり未知との遭遇の日本公開にぶつけるということです
勝つ自信があった?
それとも正々堂々受けて立つとの心意気?
違うと思います
恐らくこのスケジュールで作るのが精一杯の製作スピードだったのだと思います
東映には、東宝の様に過去の特撮の蓄積がないのですから

本作は東映の京都撮影所で撮ることになります
クレジットにある太秦映画村とはそれです
1975年に名前を変えたのです

海底大戦争、ガンマー3号宇宙大作戦、キャプテンウルトラ
東映の過去のSF映画、テレビシリーズを土台にどうしたものか?と更地から企画を急遽作ったのです
ところがそれら東映の作品はどれも、京都撮影所ではなく、東京撮影所やテレビ部の仕事なのです
全くの更地からの出発だったのです

しかも監督の深作欣二は本作公開年の1月までは柳生一族の陰謀に掛かり切りです

それでこの作品を作ったのです

やっつけ仕事と言えばそう
仕事と割り切って納期を守る
正しいビジネスの在り方なのでしょう

しかしカルト的な楽しみ方しかないのが本当のところです

21世紀から大きく俯瞰して見れば、黒船に立ち向かう攘夷の志士の斬り込みみたいなものです
現代の目からは滑稽でしかありません
それでも当時の現場の特撮マン達は予算も時間もない中で、あきらめず本作を作りあげたのです
むしろやりたいことをやれるチャンス!とすら考えたのかも知れません

できません
そういえば日本の特撮はそこで死んでいたのです
だから彼らは必死で彼らのできるベストを尽くしたのです

それこそが本作の価値なのだと思います

黒歴史
思い出したくもない
そう斬って捨てるのは簡単です

しかし日本の特撮が死なず、21世紀まで命脈を保ったのは、本作や惑星大戦争を撮った当時の特撮マンの獅子奮迅の活躍と情熱だったのです

未知との遭遇やスターウォーズが公開されて、その映像を観れば、彼我の差は歴然としています
負けたことは彼らが一番よくわかっていたはずです
全く歯が立たない、手も足も出ないとはこのこと
悔しい思いをしたのは、誰よりも彼らだったと思います

しかし幕末の志士達の活躍が明治維新を成し遂げたように、本作も惑星大戦争も意味はあったのです

勝てはしなかったけれども、
日本の特撮は此処にありという心意気を示したのです
それが今日にまでつながっているのです

21世紀の特撮ファンが、本作を観る意味や意義はそこにこそあると思います

コメントする (0件)
共感した! 6件)
あき240

1.5なるほどこりゃ凄い

2020年5月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

キワモノ映画の日本代表みたいな取り上げられ方をよくされるので話のタネにということで観ました(すいません深作さんや深作ファンの皆さん)。
観ていて恥ずかしくなりました、まぁでも観ないと分からない、観てよかったかと言うと知るだけの価値はあるかなぁ。

作品単体として評点をつけました。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
雪国の離島の生まれ、山裾育ち

3.0南総里見八犬伝からの和製スペースオペラ

2020年5月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2020年5月2日

#宇宙からのメッセージ 鑑賞

日本版の #スターウォーズ 完全な便乗作品
アメリカでも公開され、SFブームに乗って結構ヒットしたらしい

ルークが #真田広之 または #千葉真一
レイア姫が #志穂美悦子
ハン・ソロが #ビック・モロー
皇帝が #成田三樹夫
ダースベイダーが #佐藤充 か?

コメントする (0件)
共感した! 0件)
とし

5.0日本映画で初めてメジャーが公開した映画

2020年2月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

北米で12位!
スターウォーズの倍以上観返した。
12億の巨費!
日本特撮の金字塔

コメントする (0件)
共感した! 1件)
Ruka_Hijiri

3.0頑張った和製『スター・ウォーズ』

2019年5月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

興奮

1978年に東映で製作された特撮SF。
こちらも先日見た『惑星大戦争』同様、『スター・ウォーズ』の日本公開前に作ってしまえ!…の便乗作品。

ガバナス帝国に侵略された惑星ジルーシア。
この宇宙の危機を救うべく、ジルーシアの奇跡“リアベの実”に導かれ、8人の勇者が集う…。

本作もチープさやツッコミ所はいっぱい。
まず、敵の描写。銀塗りフェイスは『惑星大戦争』の青塗りフェイスとまるで変わらない。日本で“帝国軍”をやろうとすると、どうして“欽ちゃんの仮装大賞”になってしまうのでしょう!?
特撮/合成面では、序盤で若い主人公たちが宇宙蛍を捕まえようとする宇宙遊泳シーンの合成の酷さに絶句。
何より失笑禁じ得ないのは…

何もかもメチャ『SW』!
銀河を支配する“帝国軍”みたいな悪の勢力とか、
対する若気と血気盛んな主人公パイロットとか、勇ましいお姫様とか、一線を退いた老将とか、キュートなロボットとか、
主人公パイロットたちが乗る宇宙船内やアングルに至るまで、ミレニアム・ファルコンやん!
“リアベの実”の音楽が“スカイウォーカーのテーマ”そっくり!
クライマックス、要塞惑星の動力路に戦闘機で突っ込んで破壊する作戦なんて、まんま!
…とかとかとか。

悪く言えば『SW』の劣化パクリ、でも良く言えば『惑星大戦争』なんかよりかはずっと和製『SW』。
渡米してちゃんと『SW』を鑑賞し、研究や意識や対抗や影響など、その頑張りぶりが窺える。

チープとは言ったものの、その酷い合成シーン以外は、特撮もなかなか。
特撮の醍醐味や見せ場もたっぷり。
巨費を投じ、『惑星大戦争』より製作期間を掛けられた甲斐がある。
(よく米アカデミー視覚効果賞にノミネートされたと言われているが、正しくはサターン賞外国語映画賞ノミネートである)

話もそう悪くはない。それもその筈、
『SW』が黒澤明の『隠し砦の三悪人』をベースにしているのなら、こちらは『里見八犬伝』がベース。日本人には馴染み易いのかも。
…と言っても、自分は『里見八犬伝』の話をよく知らぬが、
『里見八犬伝』云々と言うより、数奇な縁か運命か、導かれ集い戦う“名も無き英雄譚”は、『SW』にも影響与えた『七人の侍』的でもあって、王道だがやっぱり好きな設定。
主人公パイロットたちが“戦争を知らない若者”だったり、8人の中にガバナスのスパイが居たり、果たして8人目の勇者は?…など、それなりに飽きさせない要素や展開を織り込んでいる。

キャストでは、
真田広之が若い、若い!
志保美悦子は美貌だけはレイア姫に勝っている(と思う)。
千葉真一vs成田三樹夫のチャンバラ対決はファンには堪らない。
天本英世が敵ボスの母親役(!!)を怪演。
ハリウッドから招いたヴィック・モローが渋い…と感じたのは、ショーン・コネリーの吹替で知られる若山弦蔵氏の声が渋いからかな?
それにしても、8人の勇者の中で、明らかに何の役にも立ってない関西弁のキャラが…。

和製『SW』もしくは便乗作品として、『惑星大戦争』派か本作派か、よく分かれるそうだが、
断然こちら派!
辛口で書き始めたが、実はそこそこ楽しめ、それこそ『惑星大戦争』なんかよりずっとマシ!
(何度も『惑星大戦争』を引き合いにして申し訳ないが…)

そして、監督が意表を付く人選、深作欣二!
『復活の日』もSFだが、こちらキャリア唯一の本格スペース・オペラ!

コメントする (0件)
共感した! 3件)
近大

3.0バカバカしさと、深作流宇宙戦争のはざま

2019年3月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

 『スターウォーズ』が世界を席巻している時代、日本でもなんとかぶちかましたれ!といった雰囲気で作られた便乗作品。日本ではようやく本家より先に公開することになった。里見八犬伝をモチーフにしてあるとはいえ、チキンレースを楽しむ宇宙暴走族の二人(一人は真田広之)の服装は『宇宙戦艦ヤマト』みたいだし(ストーリーもか?)、ロボットの愛ある描き方やクライマックスの星の核への突っ込み方は『スターウォーズ』そのままだったり、千葉真一vs成田三樹夫のチャンバラも楽しめるし、外国人俳優の変な日本語吹替も楽しめるのだ。見方を変えれば楽しめるところは満載。

 そんな中で個人的に一番面白かったのが、リアベの実を見つけ惑星ジルーシアを救うための勇者になるはずが、「戦争はしたくない」といって断る暴走族2人。両親を戦争で亡くしてるためだが、しかも勇者になることを勧めるメイアなんて戦争で財を成した大金持ちだ。一筋縄ではいかない勇者たち。しかも終盤になるまで8人揃うかどうかも危ぶまれているのも面白い!よく考えたら200万光年先まで行って戦争してくるなんてバカバカしい話だ(笑)。

 特撮は当時にしては上出来だったし、遊び心をたっぷりすぎるほど込めなければ、もっと評価されていたのかもしれない。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
kossy

5.0深作流SF映画の一つ!

2018年12月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

当時、スターウォーズのヒットを受けその影響で作ったのがこの映画ですが、戦闘シーンが面白かったです。
あと、当時18歳の真田広之さんもこの映画に出てたとは知らなかったですが、18歳とは思えない演技に共感しました❗️

コメントする (0件)
共感した! 2件)
HIDE Your Eyes

2.0割り切ってみれば

2018年1月21日
PCから投稿

割り切ってみればまあまあ、懐かしき日の東宝特撮を見ているようでした(東映制作でかなり質は落ちてますが)。イマイチ何を目指しているか解らず、面白い話ではないですが、敵のボスは魅力的でした。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ハワイアン映画道の弟子

3.0久々再見

2016年12月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

やっぱり古い❗

コメントする (0件)
共感した! 0件)
花形右京

4.0面白いんだってば

2016年12月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

興奮

楽しい

笑える

公開時に映画館で見た。で、10年ほど前にどうしても再見したくなり、VHSのセルビデオを苦労して見つけて購入した。その後DVD化されたが、それは未購入。
現在、このビデオのためだけに我が家にはVHSを再生できるビデオデッキが維持されている(笑)

スターウォーズが大ヒットしたあの時代に星の数ほど出てきた「なんちゃってスターウォーズ」のひとつ。と片づけられるにはあまりに惜しい作品。
深作欣二が亡くなった時に、監督作品が連日放映されていたが、その時にも本作品は一瞥すら与えられず、監督や出演者全員にとって「なかったこと」になっている"黒歴史"のようだが、どうかすると本家スターウォーズを凌ぐのでは、と思うほど面白いんだってば(思い入れ補正が働いている可能性は大きいがww)

話は里見八犬伝をそのまま宇宙に持って行ったような感じ。「里見八犬伝やん」というツッコミさえ我慢すれば、いわば王道のストーリーなので面白くないはずはない。
特撮もこの時代としては驚異的、と思うほど頑張っている。劇場公開時のスターウォーズには決して負けてない。(現在鑑賞できるスターウォーズのソフトではCGによる補正が多大に施されているので、さすがに見劣りがするが)
何よりチャンバラは、全盛期の千葉真一と成田美樹夫だよ?面白くないはずがないじゃん!
ぶっちゃけ里見八犬伝と同じ組み合わせ、どころかこのカードは時代劇で何度見たか分からんほどの定番なので、SFチックな扮装をした千葉真一と成田美樹夫、というシーン自体が笑えてしまうのだが、その2人が超本格なチャンバラをするのもシュール感が一杯なのだが、それでもむちゃくちゃカッコいい。

VHSテープもそろそろ擦り切れてきたので、やはりDVDを買おうかと思っている今日この頃なのでした。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
flying frog