「怪異と人間の儚さ・愚かさ」雨月物語 ちゅーるさんの映画レビュー(感想・評価)
怪異と人間の儚さ・愚かさ
古典的な日本の怪奇物語と欲に囚われる人、それに巻き込まれる人の人間模様が描かれている作品。
「どうして、そんな馬鹿なことを...」と映画をみている分には客観的に思えることでも、現実に生きていると利口的な生き方はできないもの。
欲に囚われ、改心できたとしても、二度と元に戻ることができないこともあるということを突きつけられた。
ねっとりと苦々しい怖さは、日本らしいと思える。
怪異という存在は、生きている人間をただ怖がらせるだけではないという点は情緒的であり面白かった。
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