「夏が終わる香り」異人たちとの夏 じょーさんの映画レビュー(感想・評価)
夏が終わる香り
本作品の感想を一言で表せば「夏が終わる香り」
私は一時期、浅草界隈で過ごしたことがある。
そのせいか映像越しに匂いを感じた。
アスファルトが焼ける匂い、地下鉄構内の匂い、寄席のシートの匂い、雨の匂い、路地の匂い、夏の街の匂い。匂いと表現すると心地よい香りのイメージとは離れるが。
匂いは時として記憶を呼び起こす扉となる。瞬時にそのときの記憶が蘇る。そんな感じの映画だった。
若い時分に観たときは随分と芝居じみた台詞と立ち振る舞いだなと思ったが、今観てみるとそれも丁度良い。
老眼が出始めたら鑑賞してみると良い
コメントする