劇場公開日 1988年9月15日

「異人=幽霊との楽しくも悲しい出逢い!!」異人たちとの夏 ナオックさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0異人=幽霊との楽しくも悲しい出逢い!!

2025年5月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

癒される

ある夏の日に主人公のシナリオ・ライターが出逢うはずのない若き日の父と母、そして美しい恋人との非現実的な空間を共にする話。
この手のタイムスリップ物は多くの場合が、恋人との死別と再会、そして新たなる別れでお涙を誘うというのが定番だが、この作品においてはそれが死別した両親であり、逢うはずのない恋人というのがミソ!!
山田太一の原作と大林宣彦の演出がよくあるお涙頂戴ものとは違う一種独特の空気感を生み出している!!
88年当時の各映画賞を独占した作品であるが、やっぱり時代によりタイムスリップによる解釈は変わってくる物だなぁと変に納得させられました(笑)!!

ナオック
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