「観終わってしみじみする珍しいホラー映画??」異人たちとの夏 marimariパパさんの映画レビュー(感想・評価)
観終わってしみじみする珍しいホラー映画??
クリックして本文を読む
数々の名作を世に送り出した大林宣彦監督、謹んでご冥福をお祈りいたします。
尾道三部作他、若手俳優たちを多く発掘したことも映画界に残された大きな足跡だと思っています。懐かしのチャールズブロンソン『マンダム』のCMも大林監督だったんですね?Wikiで調べて初めて知りました。
※全く関係ありませんが、友達に「顎になんかついてるよ!」って言って顎を触った瞬間「う〜んマンダム!」っていうのが流行りましたねー。
原作の山田太一さんは『ふぞろいの林檎たち』をまず思い浮かべ、自分自身、同世代の主人公たちと学生時代、就活、社会人を同じように過ごさせてもらい、なんて我々の思いを代弁してくれるんだろうって感心したこと思い出しました。
映画の本題ですが「DESTINY 鎌倉物語」のようなファンタジックな物語かと思いきや、分類的にはホラー映画になんでしょうね?!幼い頃に死別した息子を悪い幽霊(怨霊)から救うために両親が当時のままの姿で現れます。当時にはできなかったキャッチボールや色々な会話、今半のすき焼きを食べながら消えてしまうシーンは、もう涙なしでは観られません。
大好きな映画『蒲田行進曲』の銀ちゃん役の風間杜夫さん、やはり少し臭めの演技、いい感じでした。
ほっこり心温まるとてもいい映画なんじゃないでしょうか。あまり話題にならなかったのがちょっと残念です。
コメントする