「牡丹灯籠」異人たちとの夏 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
牡丹灯籠
浅草のアパートに家族3人で住んでいた原田が12歳のとき、両親はダンプにはねられて亡くなってしまう。両親の記憶はわずかなもの。ずいぶんと忘れてしまっていた中年男にとって家族のぬくもりは幸せそのものだった。藤野がやつれた原田を見て「会いに行くな」と忠告するが、ついつい浅草へ・・・
現代版「牡丹灯籠」のような内容だが、相手は死んだ両親。と、思わせておいて実は藤田が幽霊で彼の衰弱もそれが原因(予想通り)。やっぱり牡丹灯籠だった。胸の火傷を隠し続けた意味もよーくわかった。
音楽はプッチーニの歌劇ジャンニ・スキッキの「私のお父さん」。すし職人、きゅうり、アイスクリーム、花札などなど、心温まる映画だな。
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