家なき子(1994)

劇場公開日:

解説

94年4月に放映を始め、「同情するなら金をくれ!」という流行語を生み出し、最高視聴率37・2%を弾き出した、野島伸司原案による人気テレビ・ドラマの映画化。みなし子・すずの、その後を描いた作品。監督は、同作品のテレビ・シリーズも手掛けた細野英延。脚本は、いとう斗士八と細野英延の共同。撮影は、「水の旅人 侍KIDS」の阪本善尚。

1994年製作/92分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1994年12月17日

ストーリー

クリスマス・イヴの夜、すずは相棒リュウの為にケーキを盗み、販売員に捕まってしまう。人々の嘲りと同情の視線の中、すずを助けたのは、サーカスの団長・磯貝であった。しかし彼は、身寄りのない子供たちを安く買っては、団員としてこき使っている悪党で、すずもまたそのサーカス小屋に連れて行かれるのだった。ところが、その小屋にはすずの意地悪な叔母・京子と、その娘・真弓がいた。真弓たちのいじめに遭うすず。しかし、そんな彼女に優しく接する少女がいた。その少女の名は恵。実の兄のように慕っている稔という青年と共に、サーカスの花形である空中ブランコ乗りとして活躍している少女だ。だが、恵は生れつき心臓が弱く、練習中に倒れてしまう。そんな彼女を見て稔とすずは、稔の実の父親であるらしい、県会議員の南条に恵の手術代を借りに彼の元を訪れるが、けんもほろろに取り合ってもくれなかった。そこで、医師・黒崎に頼むことを思いついたすずは、彼の病院へリュウを走らせ、自分は恵の代わりを務めようと、稔の指導の下、空中ブランコの練習に励むのだった。「いそがいサーカス」の公演初日、リュウに案内されてやって来た黒崎によって恵の応急手術が行われた。恵は一命をとりとめ、すずも空中ブランコを成功させる。しかし、中央政界への進出をもくろんでいる南条にとって、自分の過去の汚点となる稔と恵は邪魔な存在。そこで、恵が入院した病院の医師を買収して、恵を殺害した南条は、続いて稔とすずをサーカスのテントごと、事故にみせかけて焼死させようと火を放つ。だがその時、稔が昔愛した女との間に出来た子であることを知った南条は、稔を救おうとして自らの命を落としてしまう。その後、稔は別のサーカスに入団し、すずはまたリュウと共に孤独な生活に帰っていくのだった。

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受賞歴

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映画レビュー

3.0懐かしい

2023年2月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ほんとに懐かしい。
安達祐実さんの演技がすごいよ…公開当時13歳でこの自然さと安定感、もはや凄まじい。
西田彩香さん好きだったなー。元気にしてるかな。
すずと稔のキスシーン、話題になったな…してないって力説する人多くて(たしかにしてないけど)、ちょっと引いたのもいい思い出。

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さな

2.5同情するなら金をくれ!

2022年9月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

安達祐実、熱演でした。
当時を懐かしく観賞しました。

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tuna

3.0ドラマは一切観たことがないが、例の決めゼリフだけは知っている。 万...

2022年9月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ドラマは一切観たことがないが、例の決めゼリフだけは知っている。
万引きで捕まったところをサーカスの団長に買われるという、およそ日本の出来事とは思えない展開はさておき、話自体は悪くはなかった。
血も涙もないサーカスの団長、保身のためなら殺人もいとわない政治家が突然善人になるのもお約束のようなものか。

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省二

2.0主題歌がすべて

2021年12月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

大ヒットしたテレビドラマの後日談で、主題歌はそのままなので安心。
すず(安達祐実)はサーカスに連れてこられる。
仲良くしてくれる少年(堂本光一)と、病魔に襲われている優しい少女を助けようとするのだが・・・。
「同情するなら金をくれ!」

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いやよセブン

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