暗黒街の対決のレビュー・感想・評価
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ハードボイルドな三船さん‼️
やっぱり岡本喜八監督といえば "愚連隊" ものと "暗黒街" ものですね‼️二つのヤクザ組織がしのぎを削る荒神市に左遷でやって来た一人の刑事が、双方のヤクザ組織をつぶすため大活躍する・・・まるで黒澤明監督「用心棒」の現代バージョン‼️しかも「用心棒」の一年前の製作‼️主演は二作ともわが憧れ三船敏郎‼️ヤクザといっても東映の任侠モノではなく、「仁義なき戦い」のような実録モノでもなく、「シシリアン」「ボルサリーノ」みたいなフランスのフィルムノワールとも違い、どちらかと言えば禁酒法時代のアメリカのギャング映画のパロディーみたいな作風で、とってもとっても楽しい映画です‼️黒ずくめのギャングの殺し屋がステージでコーラスを披露‼️演じる天本英世さんがスゴい‼️終盤の三船さんVS鶴田浩二さんの射ち合い‼️これは西部劇の決闘シーンですね‼️スーツにトレンチコートでハードボイルドに決めた三船さんがチョーカッコいい‼️鶴田浩二さんもオイシイ‼️司葉子さんもメッチャ美しい‼️
カット割が前作より断然増えているのが分かる
暗黒街シリーズ第二弾
本作では三船敏郎が主役に回ります
鶴田浩二は準主役扱いの脇役
三船敏郎の殴り合いのアクションシーンはありそうで実はあまりなく、それが沢山ある本作は珍しい
原作が大藪春彦だけあって、脚本は前作より良くなった
カット割が前作より断然増えているのが分かる
それを小気味良く編集していく
それならもっと余分なところを刈り取ってさらに20分程短くしたらもっと楽しく観れたと思う
少しテンポがダレるのが惜しい
殺し屋4人組のコーラスは素敵
そこは楽しめます
ギャング映画on喜八節
60年東宝。岡本喜八監督。三船敏郎・鶴田浩二・司葉子ほか豪華キャストによるギャング映画。
渋いが愛嬌ある三船がロングコートにネクタイ姿で登場。結構いっぱい喋る。
喜八監督らしいせっかちな編集センス。画面転換のテンポ・スピード感が半端ない。(今もこの速さを越える監督を知らない)
ノワール物だがユーモアも漂っていて重くはない。個性的な悪役もいい。なぜか天本英世の歌声も聴ける。
筋立てはあまり面白くはないが、また違った三船の魅力に溢れておりました。スーパーマンでないミフネの方が自分は好みですね。
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