遊びの時間は終らない
劇場公開日:1991年10月5日
解説
融通のきかない真面目な警官が、警察の予行演習で銀行強盗役演じたことから巻き起こる大騒動をユーモラスに描く。都井邦彦原作の同名小説の映画化で、脚本は斉藤ひろしが執筆、監督は萩庭貞明で、共にこれがデビュー作。撮影は「ハッピーエンドの物語」の高瀬比呂志がそれぞれ担当。
1991年製作/日本
配給:アルゴプロジェクト
劇場公開日:1991年10月5日
ストーリー
平田道夫は極端に融通の利かない謹厳実直な若き警官。そんな彼が上司の命令によって、非常時の予行演習の銀行強盗役を演じることになる。ところが真面目な彼があまりにもリアルに成り切ったことから、事態は思わぬ方向へ。さらにそれをマスコミが大きく取り上げたことによって、予行演習でありながらも警察側が彼を逮捕するまで中止にすることが出来なくなる。しかし、平田は巧みな手口でなかなか捕まらず、マスコミや周囲の人々は次第に彼をヒーロー扱いしながら盛り上がる始末。平田の銀行強盗を捕まえられない警察側は、上からの圧力によって内密にやめさせようともするが、平田は一向に応じようとはしない。そして演習にもかかわらず平田のクソ真面目さにいらついた射撃班が実弾を発砲してしまい、警察の立場はますます危うくなっていく。そして平田は遂に警察にヘリコプターを用意するように要求。彼を励ましてくれた銀行員のゆり子を連れて空高く逃亡するのだった。