「先祖返り」AKIRA レントさんの映画レビュー(感想・評価)
先祖返り
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思えばレビュー書いてなかったので今さらレビュー。劇場公開時今は無き梅田三番街シネマにて鑑賞。原作は未読。緻密なまでの手書きアニメーションに当時は圧倒された。いま見直してもその映像に古さは感じられない。
ストーリー自体はまさに先祖返りと書いたように遺伝子のお話。宇宙から生まれた地球。地球から生まれた人類。当然人類には宇宙の遺伝子が引き継がれており、稀にその遺伝子が発動して先祖返りのごとく人類が宇宙に進化してしまうというお話。
ケイと金田の遺伝子についての会話、博士の宇宙が生まれたのかというセリフ、ラストのビッグバンの映像に僕はてつおというセリフがかぶることから簡単に理解できると思うが、当時は意味が分からないという意見が私の周りでは多かった。
映像自体は素晴らしいがストーリーはかなり単純なもの。本作はストーリーを楽しむというよりは映像を見て感覚的に堪能する作品だと思う。ちなみに本作よりも同時期に公開された安彦良和氏の「ヴィナス戦記」の方にはまってしまった私。
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