「わが青春のサイバーパンク」AKIRA バスト・ラーさんの映画レビュー(感想・評価)
わが青春のサイバーパンク
そうだ、今こそおウチでAKIRAを見よう
ということで観賞
最近のスタイリッシュで小綺麗なSFも素晴らしいのだけれど、ドブ臭さ漂うグロテスクで頽廃的な古き良き往年のSFは格別である
そこにやはり今では絶滅危惧種のエグいまでの書き込み増し増しなジャパニメーションが合わさりイメージの奔流を見事に表現している
後に今敏のパプリカなどに受け継がれるみっちり線画で画面が埋め尽くされるこの手のアニメが今日あまりみられなくなったのは哀しい限り
オリンピックどころではなくなったネオ東京はどうなるのか、そして現実の日本は、世界は?
ドブのような東京湾にも光は射す、どんな時でも前を向く剽軽さを忘れない金田は一つの標になるだろう
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