「We are not alone?」AKIRA 琥珀さんの映画レビュー(感想・評価)
We are not alone?
私はただ映画が好きというだけで、この30年を映画史的に、とか時系列で語れるほどの熱量も知識も持ち合わせていません。
でも、この作品中に溢れる〝知りたい❗️〟という好奇心とか探究心を想像するだけで十分楽しめました。
たぶんあの頃は、UFOとか宇宙人との遭遇、といった人類の発展と宇宙に進出することで生じるかもしれない少し夢見がちなテーマが主流だったと思うのです。
We are not alone
だから、それが前提だという一面があったけど、最近はもしかしたら、We are aloneかもしれないという考え方もあるようです。
人間が存在する理由、それは宇宙というものを認識する知的生命体がいないと、誰も宇宙の存在を分かってくれないから。
などという、本気なのか冗談なのか、ただの哲学的な命題なのか、私にはさっぱりわけのわからない説もあるようです。つまり、太陽のような恒星との関係において、水が蒸発することなく、またすべて凍ってしまうこともないような、生命の誕生にとって、絶妙な大きさと距離の惑星というのは、こんなに広い宇宙でも、地球しかないかもしれない、ということです。
・宇宙は何もない〝無〟から生まれた
・重力(=エネルギー)とは何か?
・いきなりビッグバンから始まり、今も膨張し続けている(ということはいつか限界に達して縮み始める?)
・人間はどうして存在するのか?
素人でも、ノーベル賞の季節などには、にわか勉強で読んだり聞いたりすることのあるそれらの科学的知見のほんの一部をヒントに作家さんたちが想像力を駆使して、AKIRAの世界観を作り上げたのではないか。
そんな作り手の頭の中を想像するだけで、ワクワクさせてくれます。
あ、それから飲み込まれるというのなら、そこはビッグバンではなく、ブラックホールと言ってくれないとガッカリです。
私の映画の見方が浅いと、以前お叱りいただきましたが、その通りなので否定しません。でも、鉄雄のことを〝自分勝手〟と捉えるあなたの感性がとても不可解です。
こんな言いがかり的なコメントしてる暇があったら、その辺の分析を是非レビューでご披露ください。
アニメは苦手な領域ですが、これはやっぱり観るべきデスね。琥珀さんも銭湯派なんですね。私はもっぱら近所の小さな銭湯に行ってます。知人の目撃情報ですが、スーパー銭湯で裸にマスクの人が居たらしい…想像するだけで抱腹絶倒。昨今、スーパー銭湯のサウナは要注意デス。ご自愛下さいm(_ _)m
知的好奇心の刺激度数は凄まじいですね。
不眠症の一番の苦しみは、宇宙にただ一人残されたと感じる孤独感だと読んだことがあります。
アローン・アゲインという名曲がありますが、やはり人はアローンなのかも知れませんね。
IMAXで再見したいです!