赤胴鈴之助 一本足の魔人

劇場公開日:

解説

武内つなよしの漫画と、穂積純太郎によるそのラジオドラマ化よりの、大映「赤胴鈴之助 鬼面党退治」など“赤胴鈴之助”シリーズの一篇。岡本繁男、松村正温、吉田哲郎の三人が前作に続き共同脚色。第三部以来の安田公義が監督。第一部からの鈴之助、「忍術若衆 天馬小太郎」の梅若正二と中村玉緒、「鳴門秘帖(1957)」の林成年等が主演。色彩は大映カラー。

1957年製作/64分/日本
原題または英題:Combat of Master Magicians
配給:大映
劇場公開日:1957年12月28日

ストーリー

鬼面党が潰滅すると、今度は名宝名器が盗まれ、それを追う者は瞬間にして溶される、黒い翼を持つ一本足の魔人が現われた。千葉周作から将軍家拝領の名刀小梶丸を預った赤胴鈴之助は、この怪賊によって小梶丸を奪われ、追ったがお河童頭のお米に邪魔されてとり逃した。その直後、預り物の大事な兜を奪われ、父を溶された鎧師加納玄斎の娘お光と会い、一本足の魔人を倒そうと決心する。その頃故郷の法事から帰るお藤としのぶが、尾羽打ち枯らした火京物太夫と岳林坊におそわれ、しのぶは掠われて一本足の魔人のところへつれ去られた。鈴之助は小梶丸が三日後に将軍に見せなければならぬときき、雷之進と力をあわせて魔人を追うが、魔人が妙法寺の黄金仏像を狙うときき、妙法寺に潜んで魔人の出現を待った。だが、この時もお米によってさまたげられ、果さなかったが、お米が気の毒な身であるのを知り、家にともなって彼女の改心を説く。彼女は魔人から飢えた身を救われたので、その恩を忘れず魔人の一味となったのである。いよいよ名刀を将軍に上覧させる日が近づき、鈴之助は古道具商島屋に小梶丸があると聞き、訪れるが、魔人の計略にかかり、地下の穴にとじ込められた。魔人は盗んだ宝物を外国に送り出そうと積荷の最中、鈴之助はお米に助けられて穴から脱出、名刀をもった魔人を森の中の水車小屋に追いつめる。魔人は人を溶かす短銃をかまえるが、鈴之助の必殺真空斬り、魔人は人を溶かす薬の水槽に落ち込んでしまった。

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