赫い髪の女のレビュー・感想・評価
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映画として理解できず
にっかつポルノ映画初見学。
昨年の評判の高さに惹かれて観たものの、これは理解できなかったし、合わなかった。
残念無念。
1980年 2月19日 ギンレイホール
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エグ味のある不思議な情感は、神代監督作品に共通する作風で素晴らしいが
にっかつロマンポルノの代表作で、傑作と名高い神代辰巳監督作品
上映時間が76分の作品だが、とても濃密なぶつかり合いのある愛憎劇。
冒頭から社長の娘の女子高生を輪姦する、ダンプ乗りの石橋蓮司と作業員の阿藤海。
その後ドライブインで拾った赫い髪の女の宮下順子をアパートに連れ込み情事に耽る。
粗暴な石橋が、赫い髪の女に惹かれ同棲する・・
中年の赫い髪の女の宮下順子の美しさと声の色っぽさが、とても魅力的。
「あそこのスーパー安いわ」のワード力
ストーリーは、あまり進まずに、お互いの過去も部分的に補足されるだけ、部屋にいるとお互いを求め合う描写が、ひたすら多く濃密な絡みもあるが、買い物や知人の家に行く場面などに情感たっぷりの雨の風景を二人で、歩くところや度々入る憂歌団の心情を、奏でるブルースが素晴らしくて映画の質を高めている。
今回の撮影は、常連の名カメラマン姫田真左久より一世代若い、前田米造だか、神代タッチをしっかり継承していて正直甲乙付けがたい。
確かに傑作だが、女性の扱いが結構酷いと感じる部分もあり、ポルノだと思う面を差し引いても万人向きとは言い難いと思う。
まあ、もっとひどいアダルトビデオもあるだろうけど。
映画自体のエグ味のある不思議な情感は、神代監督作品に共通する作風で素晴らしいが。
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