愛ふたたび

劇場公開日:

解説

フランスの人気男優、ルノー・ベルレーと浅丘ルリ子の共演。フランス青年と美しい日本女性の愛の物語。監督は三十九年の「ど根性物語 銭の踊り」以来六年ぶりに劇映画に取り組む「第50回全国高校野球選手権大会 青春」の市川崑。脚本は詩人の谷川俊太郎。撮影は「日本一のヤクザ男」の長谷川清がそれぞれ担当。

1971年製作/95分/日本
原題または英題:To Love Again
配給:東宝
劇場公開日:1971年5月22日

ストーリー

みやは、金沢の古い薬屋の娘で、大学を出て薬剤師の資格を持っている。同じ金沢の人でインターンをしている医者の卵と結婚し、父の家を継ぐことになっている。みやは婿をとって店を継ぐという条件でパリへ留学した。フランス語学校へ通っているうちに、レーザー技師ニコと知り合い、愛をかわすようになった。母の病気と、送金打切りのためみやは一年半のパリ生活を後に日本へ帰った。パリでの別れの日、ちょっとした言葉の行き違いから二人は「さようなら」すらいえず別れてしまった。数ヵ月後、東京で開かれるレーザー・セミナーに出席するためニコが来日。みやのいる金沢へ--日本語をまったく話せないニコはやっとの思いでみやの家を探しあてた。金沢の古風なレストランでの語らいの途中、ニコは東京での予定表、宿泊するホテルの名前を書いたメモを、友人に預けたトランクの中に入れっぱなしであることに気がついた。みやはニコと東京へ行き、ホテルを探し歩いた。日本人のみやにとっても探すのは大変な事だった。ニコのホテルは見つからない。その夜は、みやが東京にいた頃の友達、マリアの家に泊めてもらった。翌朝、新聞記事からセミナーのあるホテルがわかり、ニコはようやくセミナーに出られる事になった。その夜、別れの晩さんのやり直し。パリで別れてから六ヵ月、もう君は婚約者まで決っている。どうして……と聞くニコ。迷っているみやも自分の気持がうまく伝えられない。別れようとしたはずの二人が赤倉スキー場でふたたび会った。くさくさするからスキーに行かないとマリアに誘われたみや。マリアのボーイフレンド、キーちゃんに誘われたニコ。「今ぼくたちが問題にしているのは愛じゃない。いくら愛しあっても消えない現実を問題にしているんだ」。どこまでも語りつきない。お互いの愛を確かめ合う思い出の一夜が過ぎる。朝が来てみやの居ない事を知ったニコは、キーちゃんの車を借りて金沢のみやの家に行ったが、金沢にもみやは居なかった。みやの妹の百代から、婚約者の家を教えられてニコは東京へ向う。その家にもみやは居なかった。ホテルに戻ったニコは上司のシャルボニエから、みやが来たこと、ニコの事を心配して、馬鹿な気持を起こして将来を駄目にしないよう説得して下さいと頼まれたことを聞かされた。「ニコ、初めからよく考えてみて。ニコが日本に来たのは、たまたま仕事の都合だったでしょ。スキー場もそう。ニコが日本にこなければ二人ともそれまでだったんじゃない」「だけどぼくは来た。また君と会った。それが人生じゃないか」。別れの時が来た。ニコはパリへ旅立たねばならない。出発の日、ニコは羽田で飛行機にのらなかった。見送りに来ていたみやのところへ駈け戻った。二人の手が結ばれた。

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映画レビュー

2.0音楽がダメ!

2018年10月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

寝られる

なんだか金沢だとか言ってたけど、言葉が全然違う・・・

 予定表を忘れたとかですぐさま東京へと飛ぶ2人。そこからはまるでフランス映画ぽく心象風景。しかし、東京の雑踏がメインとなると雰囲気はよくない。何言ってるのかわかんないフランス人というのは字幕なんかないほうがいいのかもしれません

 『個人教授』で人気の出たルノー・ヴェルレー。欧米ではさっぱり人気がなかったようですけど、『地獄に堕ちた勇者ども』では使われていた。

 それにしても音楽がださい。まるでポプコンの応募曲を聴いているような・・・

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kossy

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