![ai-ou]のレビュー・感想・評価
全2件を表示
好きなのよね、この時代の映画。なによりもオーケンさんが。
酷く言えばクソみたいな映画の多い華やかなりしバブル時代の作品群。
そこにカテゴライズされちゃうのかな、この映画も。
まぁいいじゃないですか、どんな企画でもイケイケで通っちゃったような時代だったんですから。
ノリで軽四のスーパーカーつくっちゃったような時代だったんですから。
実はこの映画、大ファンの大槻ケンヂさん目当てだけで観た作品。
レンタルを待ちわびてVHSで観たの。
で、我らがオーケンさん。
お芝居がアレだからまともなセリフもらっていないんだけれど(笑)
でも、それがいいのよ。正体不明のアウトロー役に言葉喋らせちゃ。
三人組の中ではちょっと影の薄い役どころの錦織さんは、そこそこ演技がんばっていらっしゃったし。
で、柴田ッきょッへーです!の柴田恭兵さん。クールでニヒルな役柄がよく似合いますね。映えますね。やはり。
ヒロインがちょっと微妙な岡部まりさん(失礼!)
で、笑わせるし泣かせるのよ、我らがオーケンさんのヒロインへの報われない恋が。
スイカで飛びツッコミ級の告白とか!(爆)
まんまの歌唱力で歌う「スローバラ―ド」がまた泣かせるの。
で、ラストの悲壮感に結構感動してしまいました。
息も絶え絶えのふたりを乗せて、翼ぶっ飛んだセスナ駆って吠える恭兵さんのカットで終るわけです。
スローバラードの切ないメロディに乗って。
バブルの終焉に相応しいエンディングなのであった。←とか書かないよ、この人は。
思えばこの時代、MVみたいな映画が多かったんですよね。
生前のパンクでファンキーな清志郎さんの目にはどう映ったのかはわかりませんけれど。
MV全盛期もバブルのよき思い出です。
また観てみたのですが、コレ未だVHSしかないんですよね。
DVDでリリースは…ないな…(ノД`ll)
主題歌がせつない
先日、忌野清志郎さんが亡くなって、この映画のことを思い出しました。
主題歌の「スローバラード」という曲が、この作品に漂うせつない雰囲気を包み込んでいたと思います。
因みに鑑賞手段はVHSでした。
もう選択肢にも無いのですね。
清志郎さんのご冥福をお祈りします。
全2件を表示