「【昔、チョイヤンチャだった男は、皆、大好き高校生抗争映画。勉強は何時やるのかな?先生は何をやっているのかな?そして、少年漫画原作の、高校生抗争映画あるあるを記すの巻。】」クローズZERO NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【昔、チョイヤンチャだった男は、皆、大好き高校生抗争映画。勉強は何時やるのかな?先生は何をやっているのかな?そして、少年漫画原作の、高校生抗争映画あるあるを記すの巻。】
<Caution!内容に全く触れていません!>
■少年漫画原作の、高校生抗争映画あるある
・授業のシーンは潔いまでに一切ない。無いったらないのである。
・美しきヒロイン(今作で言えば、ルカを演じた黒木メイサ)が登場するが、大体、抗争相手に捕まる。が、メインストーリーに大した影響はない。
所謂、”掃き溜めに鶴”という奴である。映画には、彩りが必要なのである。
・主役、準主役は人気俳優かアイドルである。(今作で言えば、滝谷源治を演じた小栗旬と、芹沢を演じた山田孝之である。
決して片桐拳を演じたやべきょうすけではない。ごめんね。)
・当然、”貴方達は、本当に高校生ですか!”と言う人が多く出演している。当たり前である。演じているのは20代中盤から、場合によっては30代である。
だが、彼らにとってはこういう映画で名を成してのし上がっていくのである。
今、この映画を観ると、誰がのし上がったかが良く分かるのである。ある意味、厳しい世界なのである。
・主役、準主役は矢鱈と”テッペンを取る!”という言葉を口にする。高々、不良高校のトップなのに。所謂”てっぺんかけたか!”と言う奴である。
■そして、いよいよ二大勢力のぶつかり合いである。
このシーンは多くの高校生抗争映画で描かれているが、大体広い道の両側から大勢が、雄たけびを上げ乍ら、ぶつかり合うのである。
数組が宙高く舞い上がり、お互いに蹴りを入れたりしている。
マア、盛りの付いた若いマントヒヒたちが、お互いの縄張りを守るために、戦うと思っていただければよい。
<そして、戦いは終わり、メインキャラ達は寂しい表情で”俺達の時代は終わった・・。”などと呟き、去っていくのである。
今作は、不良学生が集まる鈴蘭高校で、トップを取るために戦う高校生達を熱く描いた映画なのである。
そして、思うのだがヤッパリこういう映画は、映画館で観たいモノである。東京リベンジャーズシリーズとか、ムッチャ面白かったもんな。じゃーね!>