アンダーカヴァーのレビュー・感想・評価
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途中の緊張感がすごかった
エリート警察一家の中のはみだし者をホアキン・フェニックス、その兄のエリート刑事のマーク・ウォールバーグ、キャストで観るのを決めました
クライムサスペンスとしては目新しいものはなかったけど、途中の緊張感がすごくて楽しめました
雨の中の銃撃シーンは本当にハラハラドキドキ
そうは言っても全然スカッとするものではなく悲しさだけが残りましたが
そこからラストに向かって勧善懲悪+兄弟愛
良い感じで締めくくられていました
今作ではなぜかホアキン・フェニックスの目がきれいだと何回も思ってしまいました
We Own the night!
家族の絆
『フェイク』
保護下に置かれたのに
家族愛の映画
掘り出し物
一言「ホアキン、めっちゃいい❤️」。
彼ってどうも破壊的なイメージでしたが、どうしてどうして。
◎よかった点◎
・マークとホアキンが出てる、っていう程度で見てたのですが。
あら父役、ロバート・デュパル!聞いてないし(もちろん、嬉しい誤算)。
核となる人物も少ないので、わかりやすい。
・警官親子と、夜の世界の弟の設定。
家族の話となると、子供時代の回想シーンや、あの時こう言った云々が挿入されがちだけど。
常に時間が進んでいく展開が、いい感じ。
・「警察の犬になるのか、どうするのか」。
兄が重傷を負い、心の涙をポトリ落とすシーンが切なかったなあ。
こんな男の涙、カッコ良すぎる。それだけ決意の表れ。
△いまいちな点△
・弟が動く後半は、「そんなのあり?」っていう違和感はちょっと。
よくある警察映画とは、色が違って。録画消さなくてよかった〜。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「何があっても汚い手は使わん」by父。
骨太の家族ドラマを目指した作品です。
悪辣なロシアマフィアに狙われた、警官一家の愛憎を描く物語。
ホアキン・フェニックス、マーク・ウォールバーグ、ロバート・デュヴァルが共演するバイオレンスアクションです。
ただ、バイオレンスとしても、アクションとしても、極めて地味に映ります。
家族愛を中心とした人間模様を描いた「人間ドラマ」として観るべき映画のように思います。
親に反発しアンダーグラウンドで暮らす弟、その弟に羨望と嫉妬を募らせる兄、そして厳しく頑固で・・・でも、温かい父親。
家族の葛藤と愛情を中心に、主人公と恋人アダマの関係や、主人公の恐怖を絡めながら映画は進みます。
ただ、人間ドラマとしても、地味に映ります。ストーリーに当て嵌めれば、もっと葛藤や後悔等の描写が強烈でも良いように思いますが、サラっと流された印象で残念に感じました。
アクションの話に戻りますが、クライマックスはもう少し頑張った方が、映画としては良かったかもしれません。やり過ぎると、映画の雰囲気を壊しかねないので、難しいところではありますが。
1988年ニューヨーク🗽 マフィアと繋がるクラブで働く弟ボビー 父...
ホアキンのカリスマ性が見事に発揮された逸品
真面目な兄とヤクザな弟
大雨のカーチェイス
"The Clash"や"The Specials"の曲が作品と合っていない感じがするし事情はともあれそんな簡単に警官になれるのか?と期待せずに観ていた前半。
盗聴器がバレてのJ・フェニックスの痛々しい落下に見えない敵の恐怖心と観ている側の予想を覆す展開に興味心を煽られてどハマり!!
特にドシャ降りの雨の中でのカーチェイスは派手な訳では無いが今まで観たことの無い映像でR・デュバルの最後まで息もつかせぬ展開は興奮度MAX。
犯人を捕まえる目的が警官一家の復讐モノに様変わりでギャング同士の抗争のようにも感じられJ・フェニックスはM・コルレオーネ的でもある。
とある理由で前半とはまるで違うM・ウォールバーグの演技も良い。
ロシア人マフィア、怖ぇ・・・
ジェームズ・グレイ監督、初めて観ましたけど、とてもうまくて驚きました。さすが評判高いだけありました。これは確かに実力ありですよ。
マフィアものは数多ありますが、この作品の緊迫感、とんでもないものがありました。ロシア人マフィア、すごい怖かったです… ニジンスキーの手下みたいな人が、すごくごっつくて、ひねり殺されそうでした… そしてこの常に狙われている緊張感の演出が驚くほどうまかったです。
兄と弟、そして父との関係をベースに置いてることで、引き締まったストーリーになっていることも、とてもうまいな、と感じました。
もう、観ている間、何度も、「うまいな」「うまいな」と言い続けてた感じでした。これは、他の作品も観なくちゃですね。
予想以上に面白かったです。
反目しあう兄弟の深い結びつきに思わず感動。けれどあっけなく敵が捕まってしまうので、もうひとひねりがほしかった
スリリングな展開とアクションが期待できそうな作品と思っていたら、意外や意外。
反目しあう兄弟の深い結びつきに思わず感動してしまいました。
主人公のボビーは警察一家のなかで唯一の跳ねっ返り。厳格な父親の描いた自分の跡継ぎとなる模範警察官の道に素直に従った兄ジョゼフとは好対照に、裏社会とも繋がるナイトクラブのマネージャーに収まっていたのです。
一方ニューヨーク警察では、麻薬捜査に乗り出した捜査官が次々に殺されてしまうという緊急事態に陥っていました。麻薬を扱うロシアマフィアたちは、警察をあざ笑い何となれば、片っ端から殺せばいいとタカをくくっていたのです。
正義感の高いジョゼフは、麻薬捜査の担当に自ら名乗り出て、ロシアマフィアの追及しだします。そしてロシアマフィアの立ち寄る店がボビーの店だったのです。
兄弟なのに、何の前触れもないガサ入れにボビーはカンカンになってジョゼフに詰め寄るわけなのです。
この兄弟げんかは凄まじいこと。まずはジョゼフがボビーを一家の面汚しとなじれば、ボビーもジョゼフを親父の操り人形となじり返し、激しい取っ組み合いの喧嘩となりました。
この激しいシーンがあったので、兄が打たれたときの項垂れるボビーの表情がとても印象的でした。ボビーを演じるホアキン・フェニックスの苦悩の表情がよかったです。それでも捜査協力には、どちらの側につくか苦悩するボビー。あれほど嫌っていたのに、父にも危険が及んだときマジで苦悩するホビーには、やはり人の子なんだなぁ~と思いましたよ。この辺の心理描写が、アクションよりも本作の見せ所といっていいでしょう。
そしてボビーが捜査協力に転じて以降、あることで決定的に兄弟が和解し合ってロシアマフィアに復讐しようと共に立ち上がるときの台詞がグッとくるわけですね。ジョゼフはボビーに嫉妬していたというのが意外でした。ジョゼフもまた親父がお膳立てした模範警官への一本道に圧迫感を感じていたのです。自由なホビーが羨ましいと。
けれどもボビーもまた正義感の赴くまま悪と対峙している兄と父を誇りに思っていたようです。その思いはラストでボビーがどんな道を選択したかで分かることでしょう。
もう一つの見せ場は、潜入捜査のスリリングな展開。ボビーが協力者となってロシアマフィアのアジトに手下になると偽り潜り込むところでは、ボビー目線で描かれてグ~です。カメラはキョロキョロあたりを不安定に回しながら、いつ真相がばれるかという感じをうまく演出できていて、ドキドキされられました。
そしてロシアマフィアの反攻にあい、ボビーたちの乗車した車列が襲撃されるカーチェイスシーンは、思わずのけ反るほどの迫力でした。
但し、ロシアマフィアが覚えとけと反撃を予告する後半からは、割とあとの展開が読める展開が惜しい!
なんで警察の情報が筒抜けなのかというところでは、ふた癖も三クセも織り込んで、どんでん返ししていく24シリーズとは違ってあっさりしたもの。
最後の大捕物も割とあっけなく捕まってしまうので、もうひとひねりがほしかったですね。
根底に有るものは「家族愛」
潜入捜査に端を発したリベンジ・アクションの背景にあるものは、
家族の愛である。
このテーマを骨太にオーソドックスに
変にテンションをあげる事もなく、
ジワッと目頭が熱くなるように描いていた。
ホアキン演じるボビーは警察一家に生まれ育ったというのに、
マフィアが経営するバブのマネージャーをしている。
父と兄はその店で、麻薬の取引が行われているのを突き止める。
たが兄がマフィアの凶弾で重傷を負うに至り、
ボビーは潜入捜査の協力を名乗り出る。
今年初めに
「アメリカン・ギャングスター」を観たが、
それよりも私は気に入った。
最後に背の高い竹藪にボビー一人で入り込んで、
復讐を遂げようとするくだりは、思わず、
「あにぃぃ~ッ」と叫びたくなった。
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