「青春の輝きと悲しみ」アクロス・ザ・ユニバース Natsukiさんの映画レビュー(感想・評価)
青春の輝きと悲しみ
人を愛するって なんて嬉しくて泣けてくるんだろう
どうやったら この想いが伝わって分かち合えるんだろう
そんな切ない想いをしたことのある人たちへ
この作品をオススメします
またまたミュージカル映画に心を打ち抜かれてしまった
この作品《ムーランルージュ》のレビューと同じ感想と言っても良い
それほど愛に満ち溢れたミュージカル
まるで 【ガス・バン・サント】が撮った作品のようなテイストで
青春の輝きと悲しみが炸裂していて ドンドン涙が溢れた
これはブロードウェイに新風を吹き込んだ舞台版《ライオンキング》の演出家
【ジュリー・テイモア】が監督・原案のミュージカル作品
ビートルズの楽曲のみを使ったミュージカル
200曲以上あるビートルズの楽曲から ストーリーに合った33曲を厳選し
60年代の輝きと不安を【吹き替えナシ】で出演者が歌いまくる
60年代が舞台 【ビートルズxベトナム戦争】の対比
登場人物の名前から セリフから ストーリーから 設定まで
ビートルズに関する膨大な量のネタが総登場する
舞台版《ライオンキング》を観た時も感動で震えたけど
この作品も美術や表現に舞台版ライオンキングのテイストが沢山ある
そして 出演者が歌うビートルズの【歌詞】と【セリフ】が完全にリンクしていて
誰もが知ってる楽曲も 全く違うイメージやニュアンスで展開し驚く
特に「Let It Be」や「Hey Jude」のシーンは涙が止まらなかった
あの《ムーランルージュ》同様 映画でしか絶対に表現できない
CGを駆使した ミュージックビデオのように大胆でキラびやかな映像たちは
《セブン》のオープニングタイトルで有名な【カイル・クーパー】が担当している
この作品も・・・ミュージカルが《嫌い》な人 ぜひ観てください
ビートルズ が《嫌い》な人 ぜひ観てください