北極のナヌー

劇場公開日:2007年10月6日

解説・あらすじ

地球温暖化により急激なスピードで氷が溶けはじめた北極。過酷な状況の中で生まれた白くまのナヌーが、ブリザードや飢えなど数々の困難に直面しながらも必死に生き抜こうとする姿を捉えた感動のドキュメンタリー・ドラマ。これまで自然をテーマにしたドキュメンタリー番組を数多く制作してきたナショナル・ジオグラフィック社と「皇帝ペンギン」のアメリカ版スタッフがタッグを組み、構想から10年の歳月を費やして完成させた。

2007年製作/84分/アメリカ
原題または英題:Arctic Tale
配給:松竹
劇場公開日:2007年10月6日

スタッフ・キャスト

監督
アダム・ラベッチ
サラ・ロバートソン
脚本
リンダ・ウルバートン
モス・リチャード
クリスティン・ゴア
製作総指揮
ティム・ケリー
ジョン・バード・マヌリス
ケビン・マッケリー
製作
アダム・リープツィグ
キーナン・スマート
撮影
アダム・ラベッチ
サラ・ロバートソン
音楽
アレックス・ワーマン
日本語版ナレーション
稲垣吾郎
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(C) 2007 COTN Productions.Inc.

映画レビュー

3.0 子供と一緒に見て考えさせられる映画

2025年10月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ちょうどいい長さで、野生の厳しさや、親子の絆、地球の環境問題などについて、考えさせられます。
ただ、説教くささは一切なく、クールに、厳しい環境で生き抜くホッキョクグマ他の生態を描き出しています。

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うそつきかもめ

3.0 癒やし

2023年12月31日
PCから投稿

ボーと見てるだけでも癒やされたし、子守役とか狩りを教えているところなど、本当人間みたいな面が垣間見れてすごいなーと思った。岩の島に泳いでいったところもすごかった。

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asa89

4.0 「なぬー!」というギャグは誰が使ってたっけ?

2018年12月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 10年以上にわたって北極の動物たちの生態を追ったドキュメンタリー。“ナヌー”と名付けられた白くまの子どもと“シーラ”と名付けられたセイウチの子どもを中心に、温暖化の影響で過酷な自然環境を生きる彼らの姿を映し出している作品です。

 まずは白くまの生態。果てしなく続く大氷原にポツリとあいた穴から顔を出す母熊と小熊2匹。冬眠から目覚め、お姉さんのナヌーと弟熊(ということは性別も調べたってことですね)に狩りを教えるためにエサを求めて旅立つのです。氷に穴を開け、アザラシを捕る。成功率は1/20だという。なかなかうまくいかないけど、1匹食べてしまえば、しばらくは大丈夫のようでした。その後の絶食というのもきつそうです・・・

 一方、セイウチは群れで行動する。子どもは貴重な存在であり、仲間全体で子どもを守るというのが特徴。でかい図体でごろんと寝転がってる姿を見ると、平和そうだけど、彼らにも危険はいっぱい。それでもエサの貝を食べたら、ぶーぶーオナラ(?)して満足そう・・・ホンジャマカの石塚を思い出してしまう・・・あ、ナヌーは石塚だったのか・・・

 白くまの主な狩場は氷の上。それが温暖化の影響で溶ける時期が年々早まってきているらしい。つまりエサを捕れる時期が短くなり、彼らが生き抜くこと自体困難になっているのだ。セイウチだって、氷がなくなれば休む場所がなくなる・・・どの動物も生きることが困難になっているらしいのです。

 個人的には白くまのお供をするホッキョクギツネが好きだ!コバンザメのようにおこぼれを求めるという、陸上の動物でもこんな特殊な生き方もあるんだな~と思いつつ、別れのシーンでは涙がこぼれ落ちました(弟のエピソードよりもこちらのほうが泣けた)。

 エンドロール時には、メイキング映像も紹介され、意外と接近して撮っていたんだとわかります。白くまを撮影するとき、怖くなかったのかなぁ・・・と子ども目線にもなってしまいました。それにしても温暖化の問題は深刻のようですねぇ。

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kossy

3.0 普通

2007年10月14日

「ナヌー」とは,白クマを
「氷海の王者」と称するイヌイットの言葉「ナヌーク」から。

吹き替えのナレーションで鑑賞。
稲垣吾郎の声は,優しくて聞き心地が良い反面,
抑揚がなく一本調子。
油断すると睡魔が襲う・・・。

編集で味付けされたドラマは作為的だし,
野性動物に名前を付ける人間のエゴも見えて感じが悪い。

そのせいで,温暖化のメッセージを,
押し付けられている印象を受ける。

過酷な環境を逞しく生きる動物たちと,
北極が直面している危機を,
最小限のナレーションで見せてほしかった。

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AKIRA